コジマプロダクションとXboxは9月10日、小島秀夫氏が手掛ける新作『PHYSINT』について、パブリッシングに向けてパートナーシップを拡大すると発表した。
『PHYSINT』は2024年、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)との協力による完全新規IPとして発表された作品。しかし小島氏によると、2026年6月中旬にSIEからプロジェクトをキャンセルするとの通達があり、その後約3カ月にわたって新たなパートナーを探していたという。
今回Xboxとの新たな体制が決まり、『PHYSINT』の開発は継続される。
SIEとの協業終了、新たなパートナーにXbox
『PHYSINT』が最初に発表されたのは、2024年2月に配信されたPlayStationの「State of Play」だった。
当時コジマプロダクションは、本作をSIEの全面的な協力のもと制作する新世代の「アクション・エスピオナージ・ゲーム」と説明。小島氏も、SIEとは約30年にわたりアクション・エスピオナージ作品をともに育ててきた経験があるとして、ゲームだけでなく映画なども含めた強力なコラボレーションになるとの考えを示していた。
しかし2026年9月10日、PlayStation側は『PHYSINT』を巡るコジマプロダクションとの協業から離れることを発表した。
小島氏によれば、実際には6月中旬にSIEから「制作中の『PHYSINT』のプロジェクトをキャンセルする」との通達を受けていたという。コジマプロダクションは作品を継続するため、その後約3カ月にわたり新しいパートナーを模索。将来のビジョンを共有できる相手としてXboxと再びタッグを組むことになった。
なお、SIEは小島氏の作品に対する敬意や両者の関係そのものは今後も変わらないとしている。
『PHYSINT』は小島秀夫氏による新世代の諜報アクション
『PHYSINT』は、小島秀夫氏が手掛ける完全新規IPのアクション・エスピオナージ作品だ。
発表当初から、最先端のテクノロジーや世界各国のクリエイター、俳優陣を起用し、ゲームと映画の境界を越える新たなインタラクティブ・エンターテインメントを目指す作品として開発が進められている。
2025年9月に開催されたコジマプロダクション設立10周年イベント「Beyond The Strand」では、本作のビジュアルとともに出演者も発表。チャーリー・フレイザー、マ・ドンソク、浜辺美波の3人が参加することが明らかになった。
小島氏は今回の発表でも、『PHYSINT』を通じてアクション・エスピオナージというジャンルを改めて定義することを目指すとしており、制作そのものは現在も継続している。
『OD』に続きXboxとの関係を拡大、映画・テレビでも協業
コジマプロダクションとXboxは、すでに完全新規タイトル『OD』でもパートナーシップを結んでいる。
今回その関係が『PHYSINT』まで拡大されることになり、Xboxはコジマプロダクションとの協力について、ゲームだけでなく映画やテレビの分野にも広げていく方針を明らかにした。
一方、『PHYSINT』の対応プラットフォームや発売時期については現時点で発表されていない。Xboxがパブリッシングを担当することは明らかになったものの、Xbox独占タイトルになるかどうかも未発表だ。
SIEとの協力作品として始まった『PHYSINT』が、Xboxとの新たな体制でどのような作品へと形になっていくのか。開発体制が大きく変わっただけに、今後発表される対応機種やゲーム内容にも注目したい。



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