『Project Motor Racing』に、半世紀以上前の富士スピードウェイを走れる追加コンテンツが登場する。セガは2026年10月14日、DLC「World Endurance Pack」を11月10日に配信すると発表した。富士の現代版だけでなく、開業当時の1966年版まで収録するのが大きな特徴だ。
さらに2010年代のLMP1、1980年代のIMSA GTPなど、耐久レースの異なる時代を代表する4クラス・計11台のマシンが追加される。新旧の車両を走らせるだけでなく、コースそのものの変化を体験できる点に注目したい。
1966年の第1コーナーを再現
1966年版の富士スピードウェイでは、開業当初の特徴だった第1コーナーのバンクが再現される。これは現代の富士にはないコース形状で、どこで速度を落とし、どのラインを通るかという判断も現代版とは変わってくるだろう。ゲーム内で安全に当時のレイアウトを試せるのは、歴史的なコースの魅力を知る機会になる。
収録レイアウトは1966年版が4種類で、うち2種類が逆走にも対応。現代版は2種類となり、合計6種類の走り方が用意される。単に「富士スピードウェイが1コース増えた」という話ではない。

現代の富士と走り比べられる
新DLCで面白いのは、コースを古い車で走ることだけではなく、同じ富士山の麓にあるサーキットの過去と現在を比較できることだ。歴史的なバンクを含む1966年版と現代版では、コーナーの配置も走行体験も違う。車両を固定してコースだけ変える遊び方なら、その差を感じ取りやすい。
もっとも、車両性能の比較にはセッティングや各種アシストの条件も関係する。実車の走行を完全に再現したと断定するより、ゲーム内のシミュレーションとして異なる時代を体験できる点を楽しみたい。

4クラス11台の耐久マシン
追加されるLMP1クラスは2016 Audi R18、Porsche 919 Hybrid、Toyota TS050 Hybridの3台。2010年代の耐久レースを象徴するハイブリッド・プロトタイプが並ぶ。LMP2には2013 Olivera P2-13、LMP2 EVOには2026 Olivera P2-26 EVOを収録する。
さらにIMSA GTPとして、1980年代のBMW March GTP、Chevrolet Corvette C4 GTP、Ford Probe GTP、Jaguar XJR 9 GTP、Nissan GTP SX-Turbo、Porsche 962 GTPの計6台が追加される。時代の異なる車を乗り換えることで、パワー特性や空力、操作感がどう変わるのかを比べられそうだ。

シーズンパス所有者は購入前に確認
「World Endurance Pack」の配信予定日は11月10日。DLCは追加コンテンツをまとめた「Year 1 Season Pass」にも含まれており、既に同パスを所有している場合は単体購入前に収録内容を確認したい。今回の国内発表ではDLC単体の税込価格は確認できなかった。
対応する本編はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Epic Games Store/Windows)向けに発売中。DLCは本編の追加要素であって単独で遊ぶゲームではない。日本の名門サーキットの歴史と耐久レースの車両史を同時に追える内容として、モータースポーツ好きには気になる拡張となりそうだ。



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