セガは2026年9月28日、WB GamesのNintendo Switch 2向けソフト『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』が9月18日に発売されたことを発表した。価格はスタンダード・エディションが8,778円(税込)、デラックス・エディションが11,286円(税込)。発売に合わせて公式ローンチトレーラーも公開されている。
本作は、若きブルース・ウェインが修行を重ね、ゴッサム・シティを守る「バットマン」へ成長していく物語を描くオープンワールド型アクションアドベンチャーだ。PS5、Xbox Series X|S、PC版は5月に先行して発売されており、今回Nintendo Switch 2でも遊べるようになった。
「レゴのバットマン」と聞くと子ども向けのコミカルな作品を想像するかもしれないが、ゲームとしてはかなり本格的だ。バットマンの長い歴史を一本の物語へ再構成し、オープンワールドのゴッサムを探索できるほか、戦闘には『バットマン:アーカム』シリーズからの影響も取り入れられている。
『レゴ バットマン』としては4作目!でも過去作の続編ではない

『レゴ バットマン』シリーズは、2008年の『LEGO Batman: The Videogame』から始まり、2012年の『LEGO Batman 2: DC Super Heroes』、2014年の『LEGO Batman 3: Beyond Gotham』と続いてきた。今回の『レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』は、ナンバリング上の名称こそ付いていないものの、『レゴ バットマン』を単独タイトルとして数えれば4作目にあたる。ただし、過去3作品の物語をそのまま引き継ぐ続編ではない。前作を知らなければストーリーが分からない『バットマン:アーカム』シリーズのような連続した構成ではなく、ブルース・ウェインがバットマンになるところから物語を改めて描き直している。
そのため、これまでの『レゴ バットマン』シリーズを遊んだことがなくても問題なく始められる。過去作の続きを描く「レゴ バットマン4」というより、映画、コミック、ゲームなど長年積み重ねられてきたバットマンの歴史を材料に、新たな解釈で一本の物語を作った作品と考えたほうが分かりやすい。
若きブルース・ウェインから始まる“バットマンの一代記”

『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』では、すでに完成されたヒーローとしてのバットマンを操作するだけではなく、その始まりから物語を追っていく。
若きブルース・ウェインが「影の同盟」で修行するところから始まり、やがてゴッサム・シティのヒーローへ成長。ジム・ゴードン、キャットウーマン、ロビン、ナイトウィング、バットガールなどとの関係を築きながら、ジョーカー、ペンギン、Mr.フリーズ、ポイズン・アイビー、ベインら歴代ヴィランと戦っていく。
特徴的なのは、特定の映画やコミック一本をゲーム化しているわけではないことだ。公式では「86年にわたるバットマンの歴史」をベースとしており、映画、TVシリーズ、コミック、過去のゲームなど、さまざまな時代のバットマンから象徴的な要素を取り込んでいる。
そのため、実写映画しか知らない人、アニメ版が好きだった人、『アーカム』シリーズからバットマンに入った人でも、それぞれ見覚えのある要素を見つけられる作りになっている。そこへレゴ作品らしいパロディやユーモアを加えた、いわば“バットマン総集編”のようなゲームだ。
ゴッサム全体を探索、バットモービルで街を走ることもできる
ゲームの舞台となるゴッサム・シティはオープンワールドとして作られている。グラップネルで建物へ移動したり、マントで滑空したり、バットモービルやバットサイクルに乗って街を走ったりしながら、各地の犯罪やチャレンジ、謎解きなどへ挑戦していく。

アーカム・アサイラム、エース・ケミカル、ウェイン・タワーといったおなじみの場所も登場する。バットケイブでは集めたスーツや車両を確認できるほか、基地そのものをカスタマイズする要素も用意されている。ストーリーだけを追う作品ではなく、「ゴッサムの街をバットマンとして巡る」こと自体が遊びになっているのは、『アーカム・シティ』や『アーカム・ナイト』などを遊んだ人にも馴染みのある部分だろう。
戦闘は『アーカム』シリーズを意識。レゴ向けに遊びやすく再構築

そして、本作で意外と本格的なのが戦闘だ。敵の攻撃に合わせてカウンターし、流れるように別の敵へ攻撃をつなげ、ガジェットやステルスも組み合わせて戦う。従来のレゴゲームよりも、バットマン自身を操作している感覚を強く意識したシステムになっている。
これは単に似ているというだけではない。開発元TT Gamesのエグゼクティブプロデューサー、Matt Ellison氏は海外メディアのインタビューで、『バットマン:アーカム』シリーズを戦闘の参考にしたことを認めている。『アーカム』が生み出した「自分がバットマンになったように感じられる戦闘」を取り込みつつ、若いプレイヤーにも遊びやすいよう操作を調整し、レゴらしいコミカルなテイクダウンを加えたという。
つまり、「アーカムの戦闘をそのままレゴ化した」というほど単純ではないが、カウンター主体の流れるような戦闘、ガジェット、ステルスを組み合わせる方向性はかなり意識されている。
見た目はレゴでも、ゴッサムを探索し、敵を倒し、バットマンのガジェットを使って戦うという部分はかなり本格的だ。『アーカム』シリーズを遊んできた人にとっては、レゴゲームというより「少し軽快でコミカルになった別のバットマンゲーム」と考えたほうがイメージしやすいかもしれない。
2人協力プレイにも対応!新たな高難度モードも追加

一方で、レゴゲームらしい遊びやすさも残されている。本作はソロプレイだけでなく2人協力プレイにも対応しており、バットマンだけでなく仲間たちと一緒に物語を進めることもできる。
Nintendo Switch 2版の発売に合わせて、無料アップデートでは新たな難易度「アブソリュート」も追加された。「マントの戦士」「ダークナイト」よりさらに難しく、戦闘では正確な操作や周囲の状況を把握する判断が求められる。レゴゲームだから簡単、というだけではなく、慣れたプレイヤー向けの遊び方も用意されている。
また、デラックス・エディションには「アーカム・トリロジー パック」や「バットマン・ビヨンド パック」などを含むレガシー・コレクションを収録。各テーマパックにはスーツやバットモービル、バットケイブ用のカスタマイズアイテムが含まれる。
さらに「メイヘム・コレクション」ではジョーカーとハーレイ・クインを操作する新ストーリーミッションも追加。アーカム・アサイラムからの脱獄に挑むほか、ゴッサムで車を盗んだり街を破壊したりしながら暴れ回る「メイヘムモード」も楽しめる。このコンテンツはPS5、Xbox Series X|S、PC版のデラックス・エディション購入者にも9月18日から配信されている。
レゴだけど、かなり本気のバットマンゲーム

『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』は、レゴキャラクターを使った単純なキャラクターゲームではなさそうだ。ブルース・ウェインがバットマンになるところから始まり、歴代作品の要素を一本の物語へまとめ、オープンワールドのゴッサムを自由に探索する。さらに戦闘では『アーカム』シリーズから影響を受けたシステムまで取り入れている。
シリーズ4作目ではあるが、過去3作品を遊んでいることを前提とした続編ではない。むしろバットマンをよく知らない人にも、これ一本から入れるように作り直された作品だ。
特に『アーカム・アサイラム』『アーカム・シティ』『アーカム・ナイト』などを遊んだことがある人なら、ゴッサムの探索やカウンター主体の戦闘などに見覚えを感じる部分もありそうだ。一方で2人協力プレイやレゴならではのユーモアもあり、親子や友人と遊べる間口の広さも持っている。
Nintendo Switch 2版『レゴ バットマン:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』は発売中。スタンダード・エディションは8,778円(税込)、ダウンロード専売のデラックス・エディションは11,286円(税込)となっている。



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