Steam同接23万人を記録した『Once Human』、再びプレイヤー増加中。次は“海洋サバイバル”へ

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NetEase GamesとStarry Studioは、オープンワールドサバイバルゲーム『Once Human』の大型アップデート「禁断の島(Isles of Abyss)」を2026年10月22日に配信する。PC、モバイル、PlayStation 5、Xbox Series X|Sを対象とした無料アップデートで、自由な船づくりや海上拠点、水中探索など、これまでの陸上中心のサバイバルから大きく世界を広げる内容となる。

『Once Human』というタイトルを最近になって知った人もいるかもしれない。しかし本作は2024年のPC版リリース時、Steamで最大同時接続者数23万人を超えた大型タイトルだ。その後はプレイヤー数が落ち着いていたものの、2026年夏以降はSteamの数字が再び上向いている。

かつて大きな注目を集めた『Once Human』とは、そもそもどのようなゲームなのか。そして、なぜ今になって再びプレイヤーが増えているのだろうか。

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『Once Human』とは? 終末世界を生きる基本無料サバイバル

『Once Human』は、Starry Studioが開発する基本プレイ無料のオープンワールドサバイバルゲームだ。2024年7月にPC版がリリースされ、現在はPC、モバイル、PS5、Xbox Series X|Sへと展開を広げている。

舞台となるのは「スターダスト」によって汚染され、異形の生物や怪異が存在する終末世界。プレイヤーは広大なフィールドを探索して資源を集め、武器や装備を作り、自分の拠点を建設しながら生き延びていく。ほかのプレイヤーと協力して強敵に挑むPvEに加え、シナリオによってはPvPも用意されている。

ゲームの土台にあるのは、素材を集めて道具を作り、拠点を発展させていくサバイバルクラフトだ。一方で戦闘は銃器を中心としたTPS要素が強く、約100種類の銃器設計図から武器を製作し、パーツなどを組み合わせて強化できる。クラフト、建築、探索、シューティング、オンライン協力プレイをひとつの世界にまとめたゲームと考えるとイメージしやすい。

さらに本作を特徴づけているのが、日常的な物体と生物が融合したような奇妙な「デビエーション」だ。敵として登場するだけでなく、捕獲したデビエーションに拠点で仕事をさせたり、探索や戦闘を手伝わせたりすることもできる。終末世界を舞台にしたサバイバルゲームでありながら、現実離れした怪異が当たり前のように存在する独特な世界観を持っている。

2024年にはSteam同接23万人を突破

『Once Human』は2024年7月のサービス開始直後から急速にプレイヤーを集め、Steamにおける最大同時接続者数は23万1343人を記録した。基本プレイ無料の新規IPとしては、かなり大きなスタートだったといえる。

人気の理由をひとつに絞ることは難しいが、まず基本プレイ無料で始めやすかったことは大きい。そのうえで、オープンワールド探索、サバイバルクラフト、拠点建築、TPS、協力プレイなど、人気ジャンルの要素を広く取り込んでいた。

特にサバイバルゲームでは「素材を集める」「拠点を作る」「より強い装備を手に入れる」という成長の循環がプレイを続ける動機になりやすい。『Once Human』ではそこに銃撃戦や奇妙なクリーチャーの収集、オンラインでの協力プレイが加わり、単純なクラフトゲームとは異なる遊びにつながっていた。

もちろん、サービス開始当初からすべてが順調だったわけではない。Steamのプレイヤー数は2024年7月をピークに徐々に減少し、2026年春から初夏にかけては平均同時接続者数が1万人台前半まで落ち着いていた。

ところが2026年夏からSteamプレイヤーが再び増えている

興味深いのは、ここ数カ月でSteam版のプレイヤー数が再び増加傾向にあることだ。

Steam Chartsによると、2026年6月の平均同時接続者数は約1万1300人だったが、7月には約1万1800人、8月には約1万4100人へ増加。さらに直近30日では平均約2万500人となっており、6月と比べると8割近く多い水準まで戻している。

全盛期だった2024年の23万人という最大同接と比べれば規模は小さい。しかし、サービス開始から2年以上が経過したオンラインゲームのSteam人口が、ここに来て明確に上向いている点は注目できる。

そのタイミングで起きた大きな変化のひとつが、家庭用ゲーム機への展開だ。2026年8月25日にはPS5、PS5 Pro、Xbox Series X|S版が発売され、PC、モバイルを含めたクロスプレイにも対応した。Steamの増加が家庭用版だけによって生まれたと断定することはできないが、『Once Human』そのものに触れるプレイヤーの入口が大きく広がったことは間違いない。

次は海へ。「禁断の島」でサバイバルそのものを拡張

そんな中で投入されるのが、10月22日配信予定の大型アップデート「禁断の島」だ。開発側は2024年のリリース以来、最大規模の無料アップデートとしている。

最大の変化は、これまで陸上を中心としていたサバイバルが海へ広がること。プレイヤーは小型船から巨大な移動式海上拠点「シー・フォートレス」まで自由に建造し、船内に生活設備や作業場、重火器などを配置できる。単なる移動手段ではなく、建築してきた拠点そのものを海上へ持ち出すような遊びになる。

世界には特徴の異なる5つの海域が用意され、船での航海だけでなく、島への上陸や水中探索も行える。海自体にも巨大な脅威が存在し、島に擬態する生物や航海者を襲う怪異など、『Once Human』らしい不気味な世界観も海へ拡張される。

サバイバルゲームに船や海を追加すること自体は珍しくない。しかし『Once Human』の場合、もともと自由度の高い拠点建築を持っている。その拠点づくりと航海を結び付け、「自分の船を生活拠点そのものにする」という部分が今回のアップデートの大きなポイントになりそうだ。

一度落ち着いた人気は、もう一度伸びるのか

2024年にSteam同接23万人を超えるスタートを切った『Once Human』だが、その勢いがそのまま続いたわけではない。オンラインゲームでは大型アップデートのたびにプレイヤーが戻り、その後再び落ち着く動きも珍しくないため、直近の増加だけで「完全復活」と判断するのはまだ早い。

一方で、2026年夏以降のSteam人口は実際に上向いている。そこへPS5、Xboxへの展開、全プラットフォームでのクロスプレイ対応、そして過去最大規模をうたう「禁断の島」が続く形になる。

PCで大きなヒットを記録し、一度はプレイヤー数を減らした『Once Human』が、家庭用ゲーム機への進出と大型アップデートによって再びユーザーを増やしていくのか。10月22日の「禁断の島」は、新しい海洋サバイバルの内容だけでなく、サービス開始から2年以上が経った本作の今後を見るうえでも重要なアップデートとなりそうだ。

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