Amanita Designは2026年10月8日、アドベンチャーゲーム『Machinarium 2(マシナリウム2)』を発表した。2009年発売の手描き謎解きゲーム『Machinarium』から17年ぶりの正式続編となり、SteamではWindows・macOS向け製品ページが公開されている。発売日と価格は現時点で未定だ。
今回は主人公の小さなロボット、ジョセフだけでなく、ベルタも操作する。2人の能力を使い分けてパズルを解くという変更は、単にキャラクターを増やしただけなのか。ゲームの仕組みと物語の舞台から、前作との違いを確認していこう。
ジョセフとベルタを自由に切り替える
前作『Machinarium』は、街を舞台にジョセフを操作して仕掛けを解き、住人たちとのやり取りを進めていくポイント&クリック型の作品だった。手描きの背景や、セリフに頼らない表現、観察して試すことが解法につながるパズルが大きな特徴だ。
続編では再会したジョセフとベルタを、その場で自由に切り替えながら進める。両者はそれぞれ異なる能力を持ち、一方だけでは解けない仕掛けに協力して挑むという。ただしSteam上のプレイ人数は「シングルプレイヤー」であり、2人を操作するからといって2人協力プレイを発表したわけではない。
またゲームパッドではキャラクターを直接動かす操作方式を採用し、マウス操作にも対応。前作のクリック中心の感覚を残しつつ、ゲームパッドで遊びやすい設計へ寄せているようだ。

舞台は電力不足に悩むロボットの谷
今回の舞台は、マシナリウムの街を離れた2人が不時着した荒れ地の先にある谷。岩山の上にある修道院「Elektrona」と、谷底の都市「Oilton」に暮らす2つのロボット集団は、いずれも電力不足に直面している。新天地の謎を解きながら、そこに暮らす人々ならぬロボットたちと関わっていくことになる。
ゲーム内のコミュニケーションは、前作同様にふきだしや身ぶりを使ったもの。説明文を読ませるのではなく、キャラクターの仕草と風景から状況を理解させる作品らしさは続く。手描きアートにはルネサンス期の風景画からの影響も取り入れられ、錆びた機械の世界に新しい広がりを持たせている。

音楽も原作の作曲家が続投
音楽は前作で印象的なサウンドを手がけたTomáš Dvořák(Floex)が再び担当する。ロボットの世界を思わせる音や生楽器の質感に、管弦楽的な編曲を組み合わせる方向性が紹介されている。絵と音だけでも世界の雰囲気を伝えられる作品にとって、原作スタッフの続投はファンにとって重要な情報だ。
対応機種として現段階で確認できるのはWindowsとmacOS。日本語のインターフェースにも対応予定だが、家庭用ゲーム機版の発売、具体的な日程、価格については公式の発表がない。まずは発表映像で2人の動きと手描き世界の変化を確認したい。



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