ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS5用ソフト『ゴッド・オブ・ウォー ラウフェイ』の予約受付を2026年9月29日午前10時から開始する。発売日は2027年2月16日。予約購入特典やデジタルデラックスエディションの内容に加え、主人公フェイが使用する新武器「蛇の弓」の詳細も公開された。
シリーズといえば、長年にわたって主人公を務めてきたクレイトスの印象が強い。しかし今回の主人公は、その妻であり『ゴッド・オブ・ウォー』(2018)ではすでに亡くなっていたラウフェイ、通称フェイだ。なぜ亡くなったはずのフェイが主人公なのか。そして、これまでのクレイトスとはどんな戦い方の違いがあるのか。予約開始に合わせて公開された新情報とともに整理してみよう。
『ゴッド・オブ・ウォー ラウフェイ』9月29日午前10時から予約開始

『ゴッド・オブ・ウォー ラウフェイ』の予約受付は9月29日午前10時からスタートする。発売前に予約購入すると、「最期の願い」防具セット、フランクの外見を変更できる「黄金の葉」、ゲーム内資源パックが特典として付属する。
デジタルデラックスエディションにはゲーム本編に加え、デジタルミニアートブック、デジタルサウンドトラック、「闇の錬金術」防具セットなどを収録。剣をカスタマイズする「刃」、蛇の弓用の「鱗」、特殊な能力を持つ「触媒」といった装備も用意される。本作はPS5向けに2027年2月16日発売予定。現時点ではPS4版やPC版は発表されていない。
主人公はクレイトスではなく、その妻フェイ

『ラウフェイ』というタイトルを見ても、シリーズを詳しく知らなければ「誰のこと?」と思うかもしれない。
ラウフェイ、通称フェイはクレイトスの妻であり、アトレウスの母親だ。『ゴッド・オブ・ウォー』(2018)の物語は、すでに亡くなったフェイの遺灰を「九界で最も高い山の頂から撒く」という彼女の遺言を果たすため、クレイトスとアトレウスが旅に出るところから始まった。つまりフェイは北欧編の物語そのものを動かした重要人物でありながら、これまではプレイヤーが直接操作する主人公ではなかった。
今回の『ゴッド・オブ・ウォー ラウフェイ』では、そんなフェイ自身の物語が描かれる。死亡したフェイは、予期せず神々の死後の世界「常世の國」で目を覚ます。そこでクレイトスとアトレウスが再び危機にさらされていることを知り、家族を救うために戦うことになる。
シリーズ未経験でも単体で楽しめる作品とされているが、『ゴッド・オブ・ウォー』(2018)や『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』を知っていれば、フェイと家族の関係をより深く理解できそうだ。
クレイトスとは違う、フェイは速さと空中戦を生かして戦う

クレイトスといえば、リヴァイアサン・アックスなどの大型武器を振るい、重量感のある一撃を叩き込む戦闘が印象的だった。一方、サンタモニカスタジオはフェイの戦闘について「速さ」「操作性」「容赦のなさ」を重視していると説明している。
開発では近年の『ゴッド・オブ・ウォー』が持つ戦闘システムをベースにしながら、ギリシャ神話時代の旧シリーズにあった素早いアクションも取り入れているという。地上だけでなく空中へ攻撃をつなげられるのも、フェイならではの特徴だ。
またフェイは巨人族の戦士「黄金の手」として高い戦闘能力を持ち、過去には雷神トールに匹敵するほどの強さを持っていたことも明らかにされている。常世の國では魂に干渉する力も強化され、掌底によって敵の魂を肉体から引き離し、その魂自体を攻撃したり、ほかの敵へぶつけたりできる。単にクレイトスの代わりに別のキャラクターを操作するのではなく、戦闘そのもののテンポを変える主人公になっている。
新武器「蛇の弓」は近距離でも遠距離でも使える
今回新たに詳しい情報が公開されたのが、フェイが常世の國で手にする「蛇の弓」だ。名前の通り、普段は蛇のような姿をしており、瞬時に弓へと変化する魔法の武器。遠くから矢を射るだけではなく、近距離の戦闘にも組み込める設計になっている。
しっかり狙いをつける「精密射撃」では射程が伸び、敵の特定部位を狙うことで移動や攻撃を妨害できる。さらに最大5本の矢を溜め、まとめて放つ攻撃も可能。一方で素早く構えることで、接近戦のコンボの途中にも矢を差し込める。フェイは剣だけで戦うのではなく、近距離と遠距離を素早く切り替えながら敵を追い詰めていくキャラクターになりそうだ。
装備についても、防具だけでなく剣の「刃」、蛇の弓の「鱗」、異なる魔法効果を持つ「触媒」を変更でき、プレイスタイルに応じたカスタマイズが可能となっている。
「クレイトスではないゴッド・オブ・ウォー」がどう変わるのか

シリーズを知っている人ほど気になるのは、主人公がクレイトスからフェイへ変わったことで、『ゴッド・オブ・ウォー』そのものがどこまで変化するかだろう。
フェイはこれまでの北欧編で重要人物として語られながら、その人生や戦士としての姿にはまだ分からない部分が多かった。今回は単なる過去編ではなく、彼女の死後を舞台にした新たな物語となるため、クレイトスとアトレウスの旅とは違った角度から北欧編の世界を広げる作品になりそうだ。
戦闘についても、重量感のあるクレイトスとは対照的に、俊敏な移動、空中コンボ、魂を利用した攻撃、そして近距離と遠距離の両方に対応する蛇の弓が用意されている。『ゴッド・オブ・ウォー』といえばクレイトス、というイメージが強いシリーズだけに、その妻であるフェイを主人公に据えた新作がどんな手触りになるのか。9月29日の予約開始とともに、発売へ向けた情報公開も本格化していきそうだ。



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