KAMITSUBAKI STUDIOとKazuhide Okaによる「音楽×ゲームプロジェクト」・ANMCが手がける新作アドベンチャーゲーム『ガールズメイドプディング』が、2025年春にSteamおよびNintendo Switchで発売されることが発表された。バイクに乗って旅をしながら、少女たちと対話し、世界の謎が展開していく本作は、独自のストーリーテリングが魅力のガールズトーク・ツーリングADVとなっている。
不思議な世界を旅する少女たちの物語
『ガールズメイドプディング』は、『ムーンレスムーン』『ナツノカナタ』『午前五時にピアノを弾く』のクリエイターであるKazuhide Okaと、KAMITSUBAKI STUDIOによる共同プロジェクト・ANMC（アノマチ）によって制作されたアドベンチャーゲームである。
本作の舞台は「誰かに見られていないと消えてしまう」という不思議な現象が起こる世界。主人公のスミビとニコミは、バイクで旅をしながら過去の記憶や世界の謎に迫る。これらの現象は、彼女たちの会話や食事が物語の進行に深く関わっており、これまでにない形のアドベンチャー体験が楽しめる。
ゲームの特徴｜ツーリングしながら紡がれるストーリー
バイクで走り続けることで進行する物語
多くのアドベンチャーゲームでは目的地に到達すると物語が進行するが、本作ではバイクを走らせる「道中」でストーリーが展開する。プレイヤーは少女たちの会話を聞きながら道を進み、物語の核心に迫る。
食材を集め、料理で物語が動き出す
旅の途中で食材を入手し、料理を作ることで新たな会話や物語が始まる。料理の種類によって異なるイベントが発生するため、どの食材をどう使うかが重要なポイントとなる。
満腹度と夜の訪れ｜限られた時間で旅を続ける緊張感
道を走っていると「満腹度」が少しずつ減少する。満腹度を回復するために料理をすることが求められる。また、時間が進むと夜が訪れ、真夜中になると旅が終了するため、泊まる場所を見つける必要がある。なお、難易度設定で満腹度の減少をオフにすることも可能だ。
「あのときのプリンをもう一度…」少女たちの旅が始まる
ストーリーのプロローグはこのやりとりから始まる。
誰にも見られていない人が消えてしまう──そんな謎の現象が起き始めて半年。
スミビとニコミは、バイクに乗って二人きりの旅をしています。
「もう一度、あのときのプリンが食べたい」
旅は、スミビのそんな一言から始まりました。
町から町へ食材を求めて進むうち、人々との出会いもあります。そこで二人は少しずつ世の中で起きたことを知っていきます。
二人は決してお互いから目を離しません。
見られていないと、消えてしまうから。
キャラクター紹介
スミビ
バイクを運転し旅をする少女。かつてニコミが働いていた喫茶店の常連だった。
ニコミ
スミビと共に旅をする少女。かつて喫茶店でアルバイトをしていたが、料理は苦手。
TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025に出展！
本作の最新バージョンは、2025年3月8日(土)〜3月9日(日)に東京・吉祥寺で開催される「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025」にて試遊が可能となる。実際にプレイして、独特なゲームシステムや物語の雰囲気を体験できる貴重な機会となるだろう。
また、前作『ムーンレスムーン』が現在Steamのビジュアルノベルフェスに参加しており、3月11日(火)までの期間限定で40%オフの720円(税込)で販売中だ。本作を待ちきれない人は、ぜひ前作もチェックしてみてほしい。
