『鬼武者 Way of the Sword』クリアまで何時間?プレイ時間とボリュームを解説

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『鬼武者 Way of the Sword』を買う前に気になることのひとつが、クリアまでどのくらい時間がかかるのかということだ。過去の『鬼武者』は比較的コンパクトに遊べるシリーズだっただけに、20年ぶりの新作がどれほどのボリュームになったのかは気になるところだ。

今作ではメインストーリーだけでなく、探索やサイドミッション、育成、クリア後のやり込みも用意されている。この記事では、クリア時間の目安と、その時間の中でどこまで遊べるのかを整理する。
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クリアまでは20〜30時間がひとつの目安

発売前から開発陣は、プレイ時間についてかなり具体的な数字を明かしている。プロデューサーの門脇章人氏は、普通にプレイした場合のエンディングまでを「20〜30時間程度」と説明。別のインタビューでは、ディレクターの二瓶賢氏が初見で約20時間、サイドミッションなどの寄り道を遊べばさらに伸びると話している。

目安としては、メインストーリーを中心に進めるなら20時間前後、探索やサイドミッションも楽しめば20〜30時間程度、さらに収集や寄り道まで追えば30時間以上というイメージでよさそうだ。実際のプレイ時間は難易度やアクションへの慣れによっても変わり、ボス戦で苦戦する人もいれば、気になる道を片っ端から調べる人もいる。発売前に製品版をプレイしたメディアでは、サブクエストを半分以上残した状態でも約25時間かかった例があり、開発側が示した数字からも大きく外れていない。

シリーズ経験者にとっては、この20〜30時間という数字自体がひとつの変化だろう。従来作品よりボリュームを増やしたことは開発陣自身も語っており、多数のアクションや育成要素も序盤から一度に渡すのではなく、物語を進めながら段階的に覚えていく構成になっている。昔の『鬼武者』の感覚で「数日あれば一気に終わるだろう」と考えていると、今回は少し勝手が違いそうだ。

京都の探索やサイドミッションでプレイ時間は大きく変わる

『Way of the Sword』はオープンワールドではなく、基本的には物語に沿って各地を進んでいく。その途中には「ワイドリニア」と呼ばれる比較的広いエリアがあり、目的地へそのまま向かうことも、道を外れて京都の街を探索することもできる。本編では戦う必要のない強敵を見つけたり、サイドミッションへ寄ったりしているうちに、メインストーリーだけを進める場合とはプレイ時間にもかなり差が出てくる。

探索範囲も最初からすべて開かれているわけではない。ゲームを進めると「腕覚醒」「脚覚醒」「眼覚醒」といった鬼の力を獲得し、障害物を壊す、壁を走る、隠されたものを発見するといった行動が可能になる。新しい能力を得てから以前訪れた場所へ戻ることで、それまで届かなかった場所へ行けるケースもあり、寄り道そのものがゲームの進行と結びついている。

「京都奇譚」や「一樹之陰」といったサイドコンテンツでは、メインストーリーとは別の怪異や出来事が描かれ、御守や装備強化用の素材なども手に入る。仲間との交流も用意されており、誰と関係を深めるかによってゲームプレイ上のメリットも得られる。メインだけを追うなら触れずに進める部分がある一方、世界観や登場人物をもう少し知りたければ自然と立ち寄る場所が増えていく。

武蔵の育成も探索と無関係ではない。スキルツリーは、必要な素材をきちんと集めれば1周目のエンディングまでにすべて解放することも可能だと開発陣は説明している。クリアのために全能力を取得する必要はなく、よく使うものを優先して伸ばしていけばいいが、マップをしっかり歩く人ほど1周目の中で育成も進む。そのため、今作は「育成を完成させるために何周もする」というより、1周の中でどれだけ寄り道するかによって遊びの密度が変わる作りに近い。

クリア後は「鬼殺」、引き継ぎ周回、強敵との再戦も用意

エンディングを迎えたあとには、通常の「活劇」「剣戟」よりさらに高い難易度となる「鬼殺」が解放される。途中まで進めたセーブデータの難易度をそのまま変更するのではなく、新たにゲームを始めて挑戦するモードで、通常の難易度では物足りなくなったプレイヤーにとって次の目標になる。

一部のデータを持ち越したNEW GAMEも可能になる。部位覚醒や基本能力・特殊能力の効果状況、鬼灯袋の取得・強化状況、御守や装いの収集状況、強敵との再戦に関する達成状況などは引き継げるが、ストーリーやサイドコンテンツの進行、武器の強化状態、赤魂などはリセットされる。最強状態ですべてを圧倒するモードというより、1周目で得た成長の一部を残しながら、もう一度戦闘を楽しむための周回に近い。

ボス戦を改めて遊びたい場合には「鍛錬の間」もある。ストーリーで戦った強敵と再戦でき、「活劇」「剣戟」それぞれで対象となる強敵をすべて倒すことで新しい刀装も入手できる。最初からストーリーを進め直さなくても、気に入った戦闘だけを繰り返せるのは、本作の剣戟アクションを気に入った人にはうれしい要素だろう。

収集では各地にいる36匹の狛犬や御守なども残されている。京都奇譚や一樹之陰を含め、こうした要素をすべて埋めようとすれば、エンディングを見るだけの20〜30時間とはかなり違った遊び方になる。1周目を終えた時点で区切りをつけることもできるし、「鬼殺」に進む、周回する、強敵と再戦する、収集を埋めるといった方向へそのまま遊び続けることもできる。
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過去作よりボリュームは増えたが、何百時間も遊ぶゲームではない

『Way of the Sword』は、従来のシリーズを単純に長時間化した作品というより、現代のシングルプレイアクションに合わせて遊び方そのものを広げた作品と見る方が分かりやすい。

メインストーリーには明確な終わりがあり、20〜30時間ほどでひとまずエンディングまでたどり着ける。その途中で京都をどこまで探索するか、サイドミッションや育成へどの程度寄るかによって1周目の長さが変わり、さらに遊びたい人にはクリア後の高難度や周回、再戦、収集も残されている。

『モンスターハンター』のように何百時間もの周回を前提としたゲームではないが、「フルプライスなのにすぐ終わってしまうのでは」と心配している人にとっては、本編だけでも一定の長さがあり、その先まで遊べる余地があることは判断材料になるだろう。