エネルギー供給、高火力、状態異常が安定したエスパータイプ
■ミュウツー
ミュウツーはアタッカーとして優秀だ。ミュウツー&サーナイトデッキは定番中の定番で使用している人が最も多いかもしれない。進化なしでHPは150と高く、50ダメージを与える「ねんどうだん」で序盤のバトル形成も可能。「サイコドライブ(このポケモンからエスパーエネルギーを2個トラッシュ)」は150ダメージの一撃必殺技となるが、ミュウツー単体では、エネルギーを溜めるのに時間がかかってしまう。サーナイトの特性を組み合わせることで、弱点をサポートした戦略が可能となる。
■サーナイト
サーナイトはエネルギー供給のサポート役としてベンチにセットしておきたいカードだ。サーナイト自体のステータスは、2段階進化のわりにはHP110、「サイコショット」60ダメージとまずまずといったところ。特性「トランスジェイド(自分の番に1回使える。自分のエネルギーゾーンからエスパーエネルギーを1個出し、バトル場のエスパーポケモンにつける)」をメインと考え、ベンチに展開しておけばエネルギーを多く消耗するミュウツーのサポート役に回ることができる。
■ゲンガー
ゲンガーもアタッカーとして優秀なカードだ。2段階の進化が必要なので、準備時間はそれなりに必要とするが、成長させることができれば「ホロウショット」100ダメージがかなり強力。HPは170と高く、時間稼ぎも可能なのでサーナイトと合わせて成長させたい。特性「かげのじゅばく(このポケモンがバトル場にるかぎり、相手は手札からサポートを出して使えない)」を持ち、ナツメやサカキ、カスミ、キョウといったやっかいなカードを封じることができる。
成長させると強力な格闘タイプ
■カイリキー
カイリキーは格闘タイプらしい180のHPと高い攻撃力が魅力。格闘タイプはサイドンやオトスパスなどエネルギーを必要とする技が多い。カイリキーはHPが高く、ゴーリキーですらHP100あるので戦いの場に置いても成長させやすいといえる。進化させて準備さえ整えば敵なしだ。
■サワムラー
ポケモンカードの中でも特殊な使い方ができるのがサワムラーだ。決してステータスが高いわけではないが、「のびるキック」30ダメージは、ベンチに攻撃することでにげた敵にとどめを刺すことができる。ただし、戦いの場に出ている敵にダメージを与えることができないのでテクニックを必要とする。格闘エネルギー1つで技を繰り出し、にげることもできるので、うまくにげることを考えながら活用したい。
■ガラガラ
少ないエネルギーで高火力を出せるのがガラガラの特長だ。「ホネブーメラン 80×(コインを2回投げ、オモテの数×80ダメージ)」は格闘エネルギー2つで使うことができ、最大160ダメージを与えることができる。カラカラから進化は必要だが、HPも140と高め。また、エネルギー1つでにげることができるのも魅力だ。
入れ替わりと毒でじわじわ攻める悪タイプ
■アーボック
アーボックは、相手の入れ替えを封じることから、どく状態にした敵と相性抜群。「おいつめる(次の相手の番、この技を受けたポケモンはにげるができない)」は60ダメージを与え、にげるの使用を禁じる。マタドガスでどく状態にして入れ替えで使うと効率良く敵を倒すことができる。
■マタドガス
マタドガスは「たいあたり」30ダメージと攻撃力は低いものの、特性「もれだすガス(このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。相手のバトルポケモンをどくにする。)」をうまく使いこなせば、敵を追い詰めることができる。攻撃力が低いので、どく状態にしたら入れ替わるのが得策だろう。にげるにはエネルギーを3つ消費してしまうので、サポートカード「キョウ(自分のバトル場の「ベトベトン」「マタドガス」を手札にもどす)」で入れ替えると良い。
■ベトベトン
ベトベトンもどく状態の敵に有効なカードだ。「ベノムショック(相手のバトルポケモンがどくなら、50ダメージ追加)」はどく状態の敵であれば、70ダメージに+することができ、最大120ダメージを与えることができる。マタドガスでどく状態にした後、1撃で仕留められそうな場合はベトベトンで倒し、HPの高い敵はアーボックでじわじわ追い詰めるという展開に持っていきたい。敵を倒した後の展開も考慮して行動を考えたい。
どの属性デッキでも活躍する強力なノーマルタイプ
■ピジョット
いずれのタイプのデッキでも役立つのがノーマルタイプのポケモンだ。なかでもピジョットは特性「おいはらう(自分の番に1回使える。相手のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。(バトル場に出すポケモンは相手が選ぶ)」を使うことができ、ベンチに控えさせておくと有利な展開に持っていける。入れ替えを得意とするマタドガスデッキにも有効だ。攻撃も「つばさでうつ」はエネルギー2つで70ダメージを与えられるので速効性が高い。ただし、2段階の進化が必要なので成長に時間は必要。
■プクリン
準備が整うと強力なのがプクリンだ。「スリーピーソング(相手のバトルポケモンをねむりにする)」は、ねむり状態にすることができ、攻撃力も0と高い。エネルギーが3つ必要なので速効性には欠けるが、場に出れば頼りがいのあるカードとなるだろう。
■ガルーラ
高い攻撃力とHPで速効性に長けているのがガルーラだ。「ピヨピヨパンチ 30×(コインを2回投げ、オモテの数×30ダメージ)」はエネルギー1つで使えてしまう。序盤のたねポケモンとしてかなり優秀なカードとなる。
まとめ
『Pokémon TCG Pocket』のランクマッチでは、序盤の引きの強さも必要だが、カード選びが勝敗を大きく左右する。各タイプごとのおすすめカードを参考に、自分の戦術に合ったデッキを構築して、ランクマッチでの勝利を目指そう。