PS5 Proの最新情報まとめ！8K解像度とレイトレーシングの進化

2020年11月のPlaystation5（PS5）発売から早くも3年弱が経過。2023年11月には新型PS5（CFI-2000シリーズ）が発売され、本体サイズの小型化のほか、825GBから1TBへのSSD容量拡大やディスクドライブに取外し式が採用されました。そして、直近ではPS5 Proの噂が囁かれています。ソニーから正式な情報は発信されていませんが、PS5 Proの開発は間違いなく進められているようです。リーク情報などから現在噂されているPS5 Proの情報をまとめます。

PS5 Proで何が変わるのか？その実現目標とは

PS5 Proで何が変わるのか？その実現目標とは

特に気になる点は、PS5から何がアップグレードされ、ソニーは何を目標にPS5 Proを開発しているのかということです。PS5をプレイしたことある人であれば、PS5への不満はそれほどないのではないでしょうか。映像も綺麗だし、容量の改善などは新型PS5で実施されました。ユーザーからすれば満足しているように思えますが、ソニーとしてはさらなる映像の高度化をポイントとしている可能性が高いとされています。

次世代の高度な映像となると、8K解像度の120fpsが想定されます。しかし、8Kを楽しむデバイスはまだそれほど普及しておらず、現在は4Kに留まっています。ソニーは4Kの実力を限界まで引き出すために「機械学習を用いた高いレンダリング解像度、レイトレーシングの強化」を施したPS5 Proを開発しているという噂が出ています。

PS5同等のCPUを採用しながらもフレームレートは向上可能？

PS5にはAMD製の8 コア/16 スレッド Zen 2 (3.5GHz)が搭載されており、PS4では30fpsしか発揮できなかったタイトルが、PS5版のタイトルになり、60fps・120fpsで遊べるようになりました。30fpsから60・120fpsへの進化は、“ぬるぬる”と表現されるように、動きの速い映像であっても滑らかな表現に進化しました。

PS5 ProもPS5と同じく、8 コア/16 スレッド Zen 2を採用することが噂されています。ただし、従来の上限は3.5GHzでしたが、3.85GHzへと向上するとされています。3.85GHzモードは、実質的にフレームレートを向上することは難しいとされますが、より安定性の高いフレームレートで遊べるようになります。実際のところ、4K／120fpsはまだまだ実現されていません。PS5 Proは4K／120fpsの実現を目指しており、さらには8K /60fpsを次世代のターゲットにしているようです。

ソニーの新技術「スペクトル超解像度技術」でいよいよAIがゲーム機に

PS5 Proでは、スペクトル超解像度技術（PSSR）の存在が浮上しています。この技術は予め学習されたAIを活用してビジュアル品質を向上させる技術です。これによってHDから4K、4Kから8Kといった解像度のアップスケールを行うことが可能になります。これによって解像度はさらに綺麗に表現されていくでしょう。はじめは4Kによる高いフレームレートを目指しているようですが、その後はアップデートで8Kに対応していくという計画も噂されており、最終的な目標はやはり8Kによる高フレームレートではないでしょうか。

GPUは新しいハードが採用され大幅に向上か？

多くの関心が寄せられるGPUは大幅な性能向上が見込まれます。36 CUS、RDNA 2から60 CU、RNDA 3 (TBC)の採用に変わり、従来の1.5倍ほどの演算能力になります。もちろん、GPUだけアップグレードされても本領発揮とはなりませんので、メモリも16GB 14Gbps GDDR6 から Pro の 18Gbps GDDR6 に移行し、帯域幅が 28% 増加するとされまています。GPUの性能が向上することで、処理の負荷が低減され、一時的な処理低下による映像のもたつきやかくつきを削減することができます。

また、このGPUの向上によってレイトレーシングの強化を図ることができます。レイトレーシングは水辺の表現や光の反射などを表現する性能であり、より現実的な表現を再現します。なお、噂では従来よりも2〜4倍に高速化されるという話もでています。