シンガポールのゲームパブリッシャーSoft Sourceは、心理ホラーシリーズ最新作となる『BrokenLore: FOLLOW(ブロークン・ロア:フォロー)』を2026年6月1日に発売すると発表した。
本作は、2026年1月に発売された『BrokenLore: UNFOLLOW』に続くシリーズ作品であり、少女アンの過去とトラウマをテーマにした一人称心理ホラーゲームである。プレイヤーは、歪んだ記憶と現実が混ざり合う悪夢のような世界を探索しながら、アンの過去に隠された真実へと迫っていく。
シリーズ「BrokenLore」は、現代社会の問題や心理的テーマをホラーとして描く作品群として展開されている。今作では、幼少期の記憶、自己受容、家族関係といった繊細なテーマを中心に、より心理的な恐怖体験が描かれる。対応プラットフォームはSteam、Epic Games Store、PlayStation 5、Xbox Series X|Sで、プレイ人数は1人。日本語を含む多言語に対応している。
少女のトラウマに迫る心理ホラー最新作

『BrokenLore: FOLLOW』の物語は、主人公アンが幼少期を過ごした家で目を覚ますところから始まる。しかし、その家は懐かしい思い出の場所ではなく、過去の記憶が歪んだ幻影となって現実に侵食する恐ろしい空間へと変貌している。プレイヤーは、この悪夢のような場所を探索しながら、アンの記憶と向き合うことになる。
アンを導く存在として登場するのが、幼い頃に大切にしていた人形である。この人形はまるで意思を持っているかのようにアンを導き、物語の重要な鍵を握る存在となる。


物語の中では、自分自身を受け入れられない心、自己価値への疑念、そして母親との歪んだ関係など、アンの内面を深く掘り下げる出来事が描かれていく。忘れたいはずの記憶が次々と蘇り、彼女を静かに追い詰めていく心理的恐怖が大きな見どころである。
7つのチャプターで解き明かされる過去 アンを追う“母親の影”

本作のストーリーは、7つのチャプターで構成されている。アンは人生の重要な場所を再び訪れながら、過去の記憶や後悔、そして忘れられない出来事と向き合っていく。プレイヤーは探索を通じて断片的な記憶を集め、彼女の人生に隠された真実を徐々に理解していくことになる。
しかし探索の途中、アンを執拗に追い続ける恐ろしい存在が現れる。それは、彼女の母親に酷似した姿を持つ謎の存在である。
逃げ場のない空間の中で、この存在から逃げながら記憶の真相を解き明かすことが本作の大きな緊張感を生み出している。心理的恐怖と追跡型ホラーが組み合わさったゲーム体験は、シリーズの中でも強烈な恐怖を演出する要素となっている。
心理学者監修で描かれるリアルなトラウマ表現
『BrokenLore: FOLLOW』は、心理学者Emanuela Papa氏の監修のもと制作されている点も特徴である。ゲーム内では、トラウマや自己受容、家族関係といったデリケートなテーマが扱われている。これらの表現は、心理学的な視点から慎重に描かれており、単なるホラー演出にとどまらないリアルな心理描写が重視されている。
そのため本作は、ジャンプスケア中心のホラーではなく、プレイヤーの心理に訴えかけるタイプの恐怖体験を提供する作品となっている。ストーリー重視のホラーゲームが好きなプレイヤーにとっては、非常に興味深いタイトルと言えるだろう。
発売前に体験できる恐怖、Steamで最新デモ版公開中
現在、Steamでは『BrokenLore: FOLLOW』の最新デモ版が公開されている。このデモ版では、本作の新チャプターの一部を体験することができ、プレイヤーはアンの物語の序盤をいち早くプレイ可能だ。ゲームの雰囲気や探索要素、追跡ホラーの緊張感を事前に体験できるため、購入を検討している人にはおすすめである。
デモ版の公開によって、シリーズのファンだけでなく心理ホラー好きのユーザーからも注目を集める可能性が高い。
BrokenLoreシリーズを生んだ日本のスタジオが開発
本作を開発するSerafini Productionsは、2022年に設立された東京拠点のゲームスタジオである。同スタジオは、物語性を重視したホラーゲーム開発を得意としており、雰囲気演出やキャラクターの心理描写に重点を置いた作品づくりを行っている。
代表シリーズである「BrokenLore」は、社会問題や心理的テーマを扱うホラー作品群として構想されており、各作品が相互に繋がる世界観を持っていることも特徴である。
また、本作をパブリッシングするSoft Sourceはシンガポールを拠点とするゲームパブリッシャーで、東南アジア発の個性的なタイトルを世界に届けることを目指している。

