『信長の野望 天下への道』シーズン3始動、新SSR武将8名と戦略を変える新機能を実装

ゲームニュース

株式会社テンダのグループ会社である株式会社テンダゲームスは、コーエーテクモゲームスが著作権および知的財産権を保有する『信長の野望・天道』の正式ライセンスを受けて開発中のスマートフォン向けゲーム『信長の野望 天下への道』において、2025年12月17日よりシーズン3を開始することを発表した。パブリッシャーはグラビティゲームアライズ、開発はテンダゲームスと中国・上海のKingnetが協力して進めている。

本作は、MMO歴史戦略シミュレーションとして多人数同時参加型の合戦と勢力運営を特徴としており、シーズン制を通じて戦国の世を描いてきた。今回のシーズン3では、新武将の追加にとどまらず、編制・政策・成長要素に大きな変化が加えられており、これまで以上に深い戦略性が求められる内容となっている。なお、シーズン3への移行はシーズン2の決算を終えたプレイヤーのみが対象となる。

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新SSR武将と新機能が切り拓く戦略の再構築

シーズン3最大の注目点は、新たに8名のSSR武将が登場する点である。小早川隆景、山県政景、佐竹義重、長尾為景、島津家久、吉川元春、太原雪斎、尼子国久といった、戦国史に名を刻む武将たちが新たに参戦する。これらの武将は、シーズン開始時の募集や「天下布武」の募集から獲得可能であり、勢力ごとの戦力バランスや戦術選択に大きな影響を与える存在となる。

新機能「抜擢武将」は、既存のSSR武将を複数預けることで、進化段階が一段階多い特別なSSR武将を獲得できる仕組みである。ランダムで★6の抜擢武将が手に入るため、人気武将の最上位バージョンを狙うという新たな育成目標が生まれる。武将収集と育成のモチベーションを大きく高める要素といえる。

さらに「典籍戦法」の実装により、特定条件を満たしたSSR武将を消費することで、武将をモチーフとした強力な新戦法を獲得できるようになった。獲得した戦法はすべての武将に習得可能であり、編制の自由度は飛躍的に向上する。従来の定番構成にとらわれない、個性あふれる部隊編制が求められるシーズンとなるだろう。

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道と政策が戦局を動かすシーズン3の新要素

シーズン3では、マップと戦局そのものに影響を与える新政策も多数追加される。「道路敷設政策」は、関所と関所の間に新たな道路を建設できる要素であり、関所間に存在する新たな中立建築「城砦」を占領することで道が接続される。敷設された道路はすべての勢力が通行可能となるため、攻城・防衛・移動効率に大きな変化をもたらす。政策レベルを上げることで解放される「隠し道路」は、戦況を一変させる切り札となり得る。

「猛将出撃・猛将強化」は、公布すると猛将部隊が自動的に城へ攻撃を仕掛ける政策である。政策終了時に猛将部隊が生存していれば、対象拠点の耐久値を減少させることができ、攻城戦の流れを大きく左右する。猛将部隊は強化も可能であり、使いどころが勝敗を分ける重要な戦略要素となる。

加えて、演習の超級クリア後に解放される「試練」では、1部隊のみで連戦に挑む高難度コンテンツが登場する。兵力が消耗される仕様のため、純粋な部隊の完成度が試される内容となっており、ランキング報酬や進捗報酬を目指すやり込み要素として注目される。

勢力運営面では「次席家老」という新たな職位が追加された。筆頭家老が機能しない状況を防ぐための仕組みであり、条件を満たした軍団長が自薦により筆頭家老に就任できる。これにより、勢力運営の停滞を防ぎ、より円滑な集団戦略が可能となる。そのほか、築城禁止政策や装備をさらに強化できる「鍍金」など、多数の新要素とバランス調整が施されている。

『信長の野望 天下への道』は、仲間との協力と戦略の積み重ねによって天下統一を目指すMMO歴史戦略ゲームである。シーズン3は、その魅力をさらに深化させ、戦国の世をよりダイナミックに体感できる内容となっている。新たな武将、新たな道、新たな役職が交錯する次なる戦いの幕開けに注目したい。