任天堂は、名作シミュレーションRPGシリーズ『ファイアーエムブレム』の最新作『Fire Emblem: Fortune’s Weave(フォーチュンズ ウィーブ)』を正式に発表した。対応機種はNintendo Switch 2で、発売時期は2026年を予定している。
闘技場を舞台にした戦略ドラマが始まる
最新作『Fortune’s Weave』では、シリーズ伝統のターン制シミュレーションバトルが、かつてない舞台とともに新たな展開を迎える。トレーラーでは「ヒロイック・ゲームズの始まり」が告げられ、巨大なコロッセオ(闘技場)で繰り広げられる戦闘が中心となる物語であることが示唆された。

これまで訓練場的な役割に留まっていた闘技場が、物語の主軸として据えられるのはシリーズ初の試みであり、プレイヤーに新鮮な戦略体験をもたらすだろう。

新主人公「カイ」登場、謎の巨大鳥に騎乗して戦う

主人公と見られるキャラクター「カイ」は、トレーラー内で奇妙な巨大な鳥に乗って戦う姿が描かれており、従来の騎馬ユニットや飛行ユニットとは一線を画すビジュアルが印象的だ。コロッセオ外を駆け抜ける姿も確認されており、従来よりもフィールド探索要素が強化される可能性もある。
『風花雪月』の“あのキャラ”が再登場?ファン必見のサプライズ

注目すべきは、トレーラーのラストに登場する謎の女性の声とシルエットだ。「もう私のことを忘れてしまったの?」というセリフと共に現れたのは、成長した『ファイアーエムブレム 風花雪月』のソティスであった。
この登場により、本作が『風花雪月』の遠い未来の物語である可能性や、ソティスが次元を超えて登場する存在である可能性が浮上している。シリーズファンにとっては、世界観の繋がりや新たな考察の余地が広がる大きな手がかりとなる。
本作のビジュアルは『風花雪月』に近いアートスタイルで描かれており、開発に関してもインテリジェントシステムズに加えて、前作と同じくコーエーテクモゲームスが共同開発を行っている可能性が高いと見られている。ただし、現時点での正式な発表はなく、今後の続報が待たれる。
『Fortune’s Weave』が描く新時代に期待

『Fire Emblem: Fortune’s Weave』は、シリーズの伝統を受け継ぎながらも、闘技場を中心とした革新的な物語と戦闘システムに挑戦する注目作である。ソティスの再登場というサプライズや、未来的な舞台設定など、既存ファン・新規ファンともに期待を寄せる要素が満載だ。
Nintendo Switch 2専用ソフトとして、2026年の発売を予定している『Fortune’s Weave』。今後の続報に注目しつつ、シリーズの進化を見届けたい。

