ゲーム好きにとって痛すぎるニュースが入ってきた。Microsoftは、人気サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」の価格を2024年10月2日から大幅に改定し、新たなプラン体系へと移行した。
この発表を受け、海外では解約ページがアクセス過多でクラッシュするなど、大きな混乱が生じている。今回は新プランの詳細、価格改定の背景、そしてユーザーへの影響について分かりやすく解説する。
「Xbox Game Pass」価格改定、値上げの新プランを発表
これまで「Core」「Standard」「Ultimate」の3つだったXbox Game Passのプランが、2024年10月2日から以下の4種類に再編された。
プラン名 | 月額料金(米ドル) | 主な内容 |
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Essential | $9.99(約1,500円) | 50本以上のゲーム、クラウドゲーミング、マルチプレイ |
Premium | $14.99(約2,200円) | 200本以上のゲーム、Xbox新作を1年以内に追加、優先クラウドアクセス |
Ultimate | $29.99(約4,500円) | 400本以上、発売初日から75本以上プレイ可、EA PlayやUbisoft+も利用可 |
PC | $16.49(約2,500円) | PC向けゲーム特化のサブスク |
従来の「Ultimate」は1,450円から2,750円へとほぼ倍増、「PC」プランも990円から1,550円に引き上げられており、特にUltimateユーザーへの負担が大きい。改定された価格と内容が見合うかは疑問が残る。
解約希望者が殺到、海外の公式ページがダウン
この急な値上げとプラン改定に対し、多くのユーザーが不満を表明。SNS上では「解約しようとしたがページがクラッシュしている」「まともにアクセスできない」との報告が相次いだ。プラン改定の良し悪しは、ユーザーの反応を見れば一目瞭然であり、Microsoftには真摯な対応が問われる。特に海外では解約ページにアクセスが集中し、一時的にサービスが不安定になったことが確認されている。
確かに新しいUltimateプランでは、発売初日のゲームを年間75本以上遊べたり、「Ubisoft+ Classics」や「EA Play」が統合されるなど、内容は強化されている。しかし、ゲームを遊ぶ予算に限りがあるユーザーにとっては大きな痛手だ。
リワードポイント利用も制限、新たな収益戦略か
さらに、Microsoftアカウントに紐づくポイントプログラム「リワードポイント」の利用についても改定が施され、Game Passのサブスクリプション料金の支払いにリワードポイントが利用できない仕様に変更された。これは「価格改定によるサービスの進化の一環」とされており、より多くの収益を見込むための施策とも取れる。
進化するGame Pass、改悪でユーザー離れの懸念も
Xbox Game Passは、定額で最新作や人気作を幅広く遊べる革新的なサービスとして人気を博してきた。しかし、今回の急激な価格改定とサービス改変は、既存ユーザーの信頼を揺るがしかねない。
今後は「どのプランを選ぶか」「それだけの価値があるか」がユーザーにとって重要な判断材料となるだろう。あなたはこの価格改定をどう受け止めるだろうか?