『パルワールド』2026年正式版リリース決定―最大規模アップデートで進化へ

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2026年、『パルワールド』正式版リリース決定

ポケットペアは2025年9月16日、モンスター育成とサバイバル要素を融合させたオープンワールドクラフトゲーム『Palworld(パルワールド)』を2026年に正式リリースすると発表した。アーリーアクセス版の配信開始からおよそ2年を経て、ついに正式版Ver.1.0が登場することになる。

2024年1月に公開されたアーリーアクセス版は、発売からわずか3日で400万本を売り上げるという驚異的な記録を打ち立てた。その後も20カ月間で5度の大型アップデートを重ね、コンテンツの拡充やシステム改善を続けてきた。今回の発表に際し、ポケットペアは「正式版はこれまでの集大成であり、大規模で全く新しいコンテンツを投入する計画だ」と強調している。

『パルワールド』は100種類以上の「パル」と呼ばれる生物が生息する広大な世界を舞台とし、捕獲や育成、バトル、建築などを自由に楽しめるのが特徴だ。ソロプレイだけでなくマルチプレイにも対応しており、仲間と協力して冒険を進めたり拠点を築いたりといった多彩な遊び方が可能である。これまでのプレイヤー体験をさらに拡張する新要素が加わることで、正式版では一層完成度の高いゲームへと進化する見込みだ。

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年内の控えめなアップデートの先に待つ正式版の期待

ポケットペアは今回の発表の中で、正式版に向けた開発方針を明確に示した。広報担当のBucky氏は公式動画で、「われわれは大きな分岐点に立っている。新しいアイデアを実現することと同時に、ゲーム全体の最適化や安定化を行い、アーリーアクセスから卒業するための土台を固めることが重要だ」と述べている。

そのため、2025年後半は情報発信やアップデートの頻度がやや控えめになるとされているが、これはVer.1.0に向けて基礎を整える準備期間と位置づけられている。ただし完全に新要素が途絶えるわけではなく、「2025年内に複数のサプライズを用意している」とも明かされており、ユーザーを飽きさせない工夫がなされるようだ。

さらに、正式版に合わせて「これまでにない規模の大規模コンテンツ」が投入される予定である。詳細は未公開ながら、アーリーアクセス中に積み上げてきた拡張要素をはるかに上回る規模が想定されており、これまで以上に自由度の高いゲーム体験が提供される可能性が高い。パルの種類の増加や新たな冒険エリア、あるいはゲームプレイの根幹を揺るがすような新システムの導入など、正式版での進化に大きな期待が寄せられている。

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賛否を巻き込みながら成長した人気作

『パルワールド』は、その人気と話題性ゆえにさまざまな注目を集めてきた。ゲームプレイの自由度や新しい体験は高く評価された一方で、モンスターのデザインが『ポケットモンスター』シリーズに似ているのではないかと物議を醸し、2024年9月には任天堂とポケモン社がポケットペアを提訴する事態にも発展した。こうした論争も含め、同作は常にゲーム業界内外から視線を集める存在であり続けている。

それでも、ポケットペアはファンの支持を背景に開発を継続してきた。今回の発表でも「パルワールドとポケットペアを支え続けてくださっているファンの皆様に心から感謝申し上げます」とコメントしており、長期的にゲームを愛してくれるユーザーへの感謝を強調した。現在Steamストアでは25%オフセールも実施されており、通常価格3400円(税込)のところ2550円(税込)で購入可能だ。正式版を待つ間に今からプレイを始め、広大な世界を先取りして体験しておくのも良いだろう。

2026年にリリースされる正式版は、これまでの歩みを総括する集大成であると同時に、新たなゲーム体験の扉を開く節目となる。大規模な新要素と最適化を兼ね備えた『パルワールド』が、どのような姿でユーザーの前に現れるのか、引き続き注目していきたい。