映画とゲームをつなぐ完全新作ストーリー
長年にわたり世界中のファンを魅了してきた考古学者インディ・ジョーンズが、今度はPlayStation 5の世界で本格的に冒険を繰り広げる。『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』は、映画「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」と「最後の聖戦」の間にあたる時間軸を舞台にした完全オリジナルストーリーのアドベンチャーゲームだ。プレイヤーはインディ自身となり、一人称視点でバチカン、エジプト、スコータイ、ヒマラヤなど世界各地を駆け巡りながら、古代の謎と陰謀を解き明かしていく。

本作はシングルプレイヤー専用で、探索、戦闘、パズル解読といった多様な要素がバランス良く組み込まれている。ゲームプレイは一人称視点で進行し、インディが見ているものをそのままプレイヤーが体験する設計となっている。カメラを構えたり、鞭を使って障害物を乗り越えたりといったアクションすべてが直感的に操作できるため、まるで自分が映画の主人公になったかのような臨場感が味わえる点が最大の魅力だ。
PS5ならではの操作感とビジュアル表現

特に注目したいのは、PlayStation 5のハードウェア性能を最大限に活かした没入体験である。DualSense ワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーが戦闘や移動中の振動を緻密に再現し、状況ごとの感覚を手のひらに伝えてくれる。たとえば鞭を使って崖を渡るときや、遺跡内部で松明をかざす瞬間の微細な感触もリアルに再現されており、画面の中の世界と現実の境界が曖昧になるような没入感がある。

また、コントローラーのライトバーもゲームと連動しており、プレイヤーの状態を視覚的にフィードバックしてくれる。敵と交戦中はライトが黄色に点灯し、体力が減少すれば赤く点滅、回復アイテムを使用すると緑に変わる。こうした視覚と触覚の両面からの情報提供は、プレイヤーが今どんな状況にあるのかを直感的に把握できる優れた工夫だ。
パフォーマンス面でも、PS5の持つ高速SSDによるスムーズな読み込みや、選択的なインストール機能が搭載されており、ゲーム中にストレスを感じさせない設計になっている。特筆すべきは、高解像度かつ安定した60FPSによる滑らかな描画。PS5 Proではさらにネイティブ4K解像度と強化されたレイトレーシング機能により、ジャングルの湿った葉の質感や、古代遺跡の石材の陰影までもが鮮明に描写される。開発を手掛けたMachineGamesの細部へのこだわりが、技術によって余すところなく再現されている。
音響面にも妥協はなく、3DオーディオとHD振動による表現が、映画のような没入体験にさらに深みを与える。たとえば洞窟内の反響音や、敵の足音、風のうなりなど、環境音の情報密度は高く、ゲームプレイの判断材料としても機能する。これらが映像と連動することで、単なるアクションゲームの枠を超えた“体験型エンターテインメント”へと昇華しているのだ。
冒険を支える機能と開発者のこだわり

さらに、『大いなる円環』ではPS5の「コミュニティーゲームヘルプ」にも対応しており、プレイ中に困ったことがあれば他プレイヤーのアドバイスやヒントにアクセスできる。すべてのミッションとそのサブ目標ごとにアクティビティが用意されているため、攻略に詰まった場合でも孤独を感じることはない。この機能により、アドベンチャーゲーム特有の“行き詰まり”が大きく緩和されている。
プロダクションディレクターのJohn Jennings氏は、「この作品がPS5ユーザーに届けられることを非常に嬉しく思う。私たちは、DualSenseをはじめとするPS5のあらゆる機能を最大限活かし、映画のようなインディの物語を体験できるゲームを目指した」と語っている。その言葉どおり、『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』は、ただプレイするだけでなく、“感じる”ことに重きを置いたゲームである。

映画ファンはもちろん、没入感の高いゲームを求めるプレイヤーにとって、本作はまさに理想的な一本だ。4月17日、PS5で幕を開けるこの大冒険に、ぜひ参加してみてほしい。現代の技術で描かれた“新たなるインディの伝説”を、自分自身の手で体験する時が来た。