Sonyは、PlayStation Portal(以下PS Portal)に関する最新アップデートを4月10日に実施した。今回のアップデートでは、クラウドストリーミング(ベータ版)に焦点を当て、ユーザーの要望を反映した6つの新機能を追加。リモートプレイ環境がより快適に、より直感的に進化した。
PlayStation Plus プレミアム会員であれば、PS5本体を使わずともクラウドから直接ゲームをストリーミングプレイ可能。PS Portalを最大限活用するチャンスが広がっている。
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PS Portalが本領発揮!ついに“Portal”の真価へ
ソート機能でゲーム選びがスムーズに

クラウドストリーミングのカタログ画面に、ゲームの並び替え機能が追加された。
「最近追加されたタイトル」「名前順」「発売日順」など、プレイしたいゲームを探しやすくなり、目的のタイトルに素早くアクセスできるようになった。
キャプチャー機能を解禁、思い出も保存できる

待望のクリエイトボタン対応により、ゲーム中のスクリーンショット撮影やビデオクリップ録画が可能に。撮影データはクラウドに自動保存され、PlayStation Appから14日間アクセスできる。
直感的な操作で記録が残せる点は、ストリーミング時代において大きな進化だ。
ストリーミングサーバー満員時は「順番待ち」機能で対応

混雑時にゲームがプレイできない不満を解消するべく、ストリーミングの順番待ち機能が導入された。待ち時間の目安が表示され、順番が来ると自動的にゲームがスタートする仕組みだ。アクセス集中時のユーザビリティが大幅に改善された。
一時停止機能で中断時も安心
以下の操作でプレイ中のゲームを一時停止できるようになった:
- クイックメニューの表示
- 電源ボタンによるレストモード移行
- システムエラーの表示
中断時にゲーム進行を止められることで、再開時もスムーズにプレイが続けられる。※一部のオンラインマルチプレイでは非対応
一定時間操作なしで通知、セッション切断を回避

10分以上操作がない場合、セッション終了が近づいていることを知らせる通知が表示される。この機能により、放置によるゲーム中断を未然に防げるようになった。
プレイ後にストリーミング品質を評価可能

ゲーム終了後には、ストリーミング品質を評価できる新画面が追加された。
ユーザーからのリアルなフィードバックを受け、今後のサービス改善に活かす仕組みとなっている。
PS Portalは、昨年のパブリックWi-Fi対応に続き、今回のクラウド機能強化によってさらなる進化を遂げた。ユーザーの声を起点に機能を拡張していく姿勢は、今後の展開にも大きな期待を抱かせる。
PlayStation Plus プレミアム会員であれば、今すぐにこれらの機能を体験可能だ。リモートプレイの未来を体感するには、今がそのタイミングである。
PS Portalは“買い”なのか? アップデートで見えた真のポテンシャル
今回のアップデートにより、PS Portalは「ただのリモートプレーヤー」から「クラウド時代の新しいゲーム端末」へと進化しつつある。特に注目すべきは、PS5本体を必要とせずゲームを楽しめる点。これは、外出先や家族との共用スペースなど、据え置き機が置きづらい環境でも、フルスケールのゲーム体験が可能になるということを意味する。
操作性・利便性・機能性の3点を着実に底上げし、今回のアップデートでPS Portalはようやく“完成系”に近づきつつある。まだベータ版ではあるものの、クラウドストリーミング機能は今後のアップデートでさらに進化していくことが予想される。
今、PS Portalを手に入れるべきユーザーとは?
以下のようなユーザーには、今回のアップデートを機にPS Portalの導入を検討する価値がある。
- PS5を所有しておらず、クラウドでPS5タイトルを体験してみたい人
- 外出先でもPlayStationタイトルをプレイしたいモバイル派ゲーマー
- 自宅のリビングを家族に譲り、ゲームは別の部屋で楽しみたいユーザー
- スクショや動画を気軽にシェアしたいSNSユーザー
今後も定期的な機能追加が予定されており、すでに所有しているユーザーにとっても、このアップデートは大きな恩恵となる。
PS Portalは、単なる周辺機器の枠を超え、クラウドゲームの入り口として確かな存在感を放ち始めた。今回の神アプデは、その可能性を確信に変える出来事だ。次のアップデートでは何が来るのか、期待せずにはいられない。