PS5版『Forza Horizon 5』が登場!発売日は4月29日
人気オープンワールドレーシングゲーム『Forza Horizon 5』のPlayStation 5(PS5)版が、4月29日にリリースされることが決定している。本作はもともとXboxとPC向けに発売され、圧倒的なグラフィックと自由度の高いゲームプレイで人気を博してきた。そのため、PS5プレイヤーにとっては待ち望まれたニュースである。
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しかし、PS5でプレイするにあたって、Microsoftアカウントの登録が必須である点が明らかになり、賛否を呼ぶポイントとなっているのでお伝えしよう。
PS5版『Forza Horizon 5』はMicrosoftアカウントが必須
Xboxタイトルのマルチプラットフォーム展開において、Microsoftアカウントが必要になるのは珍しいことではない。『Forza Horizon 5』も例外ではなく、PS5版をプレイするには、PSNアカウントに加えてMicrosoftアカウントとのリンクが必要になる。
公式FAQによると、このプロセスは初回起動時に実施され、プレイするためには以下の手順を踏むことになる。
- PS5で『Forza Horizon 5』を起動。
- Microsoftアカウント(またはXbox Liveサービス)でサインイン。
- PSNアカウントとMicrosoftアカウントを連携。
一度リンクされたMicrosoftアカウントは、解除した場合でも再リンクできるのは元のアカウントのみとなるため、アカウント管理には注意が必要である。アカウントを失念した場合などには元に戻せなくなる可能性もあり、プレイヤーにとってMicrosoftアカウントとPSNアカウントの両方を必要とするシステムはあまり効率的ではないと考えられる。
クロスプレイは可能だが、クロスプログレッションは非対応
『Forza Horizon 5』のPS5版では、もちろんMicrosoftが提供するXbox Series X|S版とのクロスプレイが可能で、異なるプラットフォームのプレイヤーと対戦できる。しかしながら、クロスプログレッション(異なるプラットフォーム間での進行データ共有)はサポートされていない。
つまり、すでにXbox版でプレイしていたプレイヤーが、PS5でプレイしたいと始めた場合は新規にゲームを始める必要がある。進行データの移行を期待していたプレイヤーにとっては残念な仕様といえる。
物理メディア版は発売されず、デジタル版のみ
さらに、Xboxが物理的なディスク版パッケージをリリースしない決定を下したため、PS5版もデジタル版のみの販売となる。これにより、パッケージ版を求めるユーザーにとっては選択肢が限られることになる。
“Microsoftアカウント必須”が与える影響
Microsoftアカウントの登録が必須となることで、PS5ユーザーにとって以下のような影響が考えられる。
メリット
- クロスプレイによりXboxユーザーと対戦できる。
- サーバーの安定性やオンラインサービスの向上が期待できる。
- 今後のXboxタイトルのPS5への展開の可能性が広がる。
デメリット
- Microsoftアカウントの新規登録が必要。
- アカウント連携の手間が増える。
- クロスプログレッションが非対応のため、別途プレイし直す必要がある。
こうした仕様変更がPS5ユーザーにとって大きな障壁となるのか、それとも利便性の向上につながるのかは、実際のプレイ体験によって評価が分かれるところである。
PS5版『Forza Horizon 5』は買いなのか?
『Forza Horizon 5』は、シリーズの中でも特に評価の高い作品であり、その美しいオープンワールドとリアルなドライビング体験は、多くのプレイヤーを魅了してきた。これまでの歴代シリーズを含め、XboxシリーズとSteamのみの展開となっていたが、新たにPS5ユーザーを取り込めるかは大きな転換点となりそうだ。PS5版のリリースに合わせて大型アップデートの実施も予定しており、この名作を体験できる貴重な機会であることは間違いない。
しかし、Microsoftアカウント必須やクロスプログレッション非対応など、Xbox版と異なる仕様があるため、購入前にしっかりと確認することをおすすめする。
PS5で初めて『Forza Horizon 5』をプレイする人にとっては、間違いなく楽しめる作品であるが、すでにXboxでプレイしていた人にとっては、仕様の違いやデータ移行できない点がネックとなる可能性もあり、引き続きXboxでプレイすることをお勧めする。
本作のPS5版リリースが、今後のXboxタイトルのマルチプラットフォーム展開の先駆けとなるのか、今後の動向にも注目したい。