『Edge of Memories』発表!JRPGの進化がここに!Unreal Engine 5で描く新たな冒険

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フランスのパブリッシャーNACONは、日本時間2月26日、Midgar Studioが手がける新作ファンタジーRPG『Edge of Memories』をPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発表した。本作は、日本のRPG作品から強い影響を受けて開発されており、ストアページによれば日本語表示および日本語音声にも対応する。

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前作『Edge of Eternity』の続編が登場

本作は、2018年に早期アクセスを開始し、2022年に正式版が公開された『Edge of Eternity』の続編にあたる。前作は、ヘリオンと呼ばれる大地を舞台に、未知の侵略者による戦禍と「腐食病」と呼ばれる疫病に苦しむ人々の物語が描かれた。主人公ダリオンが世界の命運をかけて戦う姿が描かれ、多くのRPGファンから注目を集めた。

『Edge of Memories』も同様に、「腐食病」によって荒廃した世界を舞台とする。主人公Elineは、指導者Ysoris、失われた部族のシャーマンの王子Kantaとともに、大陸アヴァリスの崩壊を食い止めるべく戦いに挑む。

進化した戦闘システム!リアルタイムバトルでアクション性向上

前作『Edge of Eternity』はターン制のアクティブタイムバトル(ATB)システムを採用していたが、『Edge of Memories』ではリアルタイムバトルへと変更された。公開された映像では、プレイヤーが巨大な敵の周囲をジャンプや回避を駆使して立ち回る様子が確認でき、ハンティングアクションのようなゲームプレイが特徴となっている。コンボや仲間との連携も戦闘に影響を与える要素として導入されており、よりアクロバティックなアクションが楽しめる作品に仕上がっているようだ。

Unreal Engine 5が描く美麗な世界、環境変化が探索に影響

グラフィック面でも大幅な進化が見られる。前作の開発にはUnityが使用されていたが、本作ではUnreal Engine 5が採用されている。これにより、世界のビジュアル表現が向上し、「腐食病」による荒廃の様子がダイナミックに描かれるという。環境の変化に応じて新たな道が生成される仕組みも導入されており、探索の自由度が高まることが期待される。

JRPG界の大物クリエイターが集結!豪華な制作陣を紹介

本作の開発には、日本の有名クリエイターたちが多数参加している。

  • 光田康典氏(『クロノ・トリガー』『ゼノギアス』) – 作曲
  • 風間雷太氏(『ゼノブレイドクロス』) – キャラクターデザイン
  • 名取佐和子氏(『ニーア』) – ライティング
  • エミ・エヴァンス氏(『ニーア』『ニーアオートマタ』) – 歌唱
  • マリアム・アブナサー氏(『ゼノブレイド3』『ONINAKI』) – 作曲

これらの実績あるクリエイター陣の協力により、より完成度の高い作品が期待される。

『Edge of Memories』の物語とテーマ

『Edge of Memories』の物語は、「腐食」と呼ばれる疫病によって人々や野生動物が変異し、忌まわしき存在へと変わるアヴァリス大陸を舞台にしている。主人公Elineは「ソウルウィスパラー」という特別な力を持ち、苦しむ人々を癒やしながら旅をする。ストーリーは、病に苦しむ人々の逃避、環境の変化への適応、そして自身の出自の探求をテーマにしており、奥深い物語が描かれるようだ。

Elineは戦いの中で「ベルセルクの破壊的な力」を目覚めさせることになるとも言われており、主人公の成長要素も注目ポイントのひとつとなる。

開発者が語るこだわりと今後の展望、ファン必見のコメント

Midgar StudioのCEO、Jérémy Zeler-Maury氏は、「Edge ofシリーズの世界を、新たな芸術的方向性を取り入れ、ゲームプレイの転換点となる新作で拡大できることを嬉しく思う」と述べている。また、「前作の戦略的なターンベーススタイルから、よりダイナミックで没入感のあるアクションRPGへと進化した」とし、「真のJRPG愛好家として、このプロジェクトに多大な愛情を注いでおり、ファンや新規プレイヤーに届けるのが待ちきれない」とコメントしている。

前作『Edge of Eternity』は、発売当初賛否が分かれる評価となったが、『Edge of Memories』では、システムの改良と著名クリエイター陣の参加によって、より完成度の高い作品となることが期待される。

『Edge of Memories』は2025年秋にPS5、Xbox Series X|S、PC向けにリリース予定。今後の続報にも注目したい。