ジージェネレーションエターナル(GジェネET)では、SSR以下のユニットを一気にレベル100まで引き上げられる強化システム「SP化」が存在する。素材さえ揃えば即戦力として活用できる一方で、対象の制限や使用後の制約など、事前に理解しておくべき点も多い。本記事では、SP化の仕組みやチップの入手方法、そして後悔しないためのおすすめユニットについて詳しく解説する。限られたリソースを最大限に活かすために、この記事を参考に最適なSP化戦略を組み立ててほしい。
レベル上限を引き上げるSP化とは?
ジージェネレーションエターナル(以下、GジェネET)における「SP化」は、SSR以下のユニットを一気にレベル100まで引き上げられる強力な育成システムである。通常、ユニットの最大レベルはレアリティに応じて決まっており、Nなら60、Rで70、SRで80、SSRで90までしか育成できない。しかし、SP化を施すことで、これらのユニットはすべてレベル100まで育成可能になり、SSR以下のユニットであっても即戦力として戦闘に大きく貢献できるようになる。
このSP化は、特にエターナルロードなどの高難度なステージにおいて、序盤や中盤で戦力不足を感じているプレイヤーにとって非常に有効な育成手段である。手持ちのSSRユニットが限界突破済みであれば、SP化によってURユニットに匹敵、あるいはそれ以上のステータスを実現できるケースもある。戦力の底上げを効率よく進めたい場合、SP化の活用は不可欠といえる。
SP化の対象ユニットと条件を正しく理解しよう

SP化を実行できるのは、N、R、SR、SSRの各レアリティに属するユニットに限定されている。URユニットや、各シリーズの開発経路を100%達成することで入手可能な「アルティメット機体(ULT)」にはSP化を適用することはできない。URユニット及びアルティメット機体は、専用の「開発素材」を使って通常の育成ルートで地道にレベルを上げていく必要がある。
また、SP化を行ったユニットは、以後「開発のベース素材」として使えなくなるという制限があるため、将来的にそのユニットを素材にして別の機体を開発したいと考えている場合は、SP化を行うタイミングや優先順位を慎重に検討する必要がある。さらに、SP化を解放するにはプレイヤーランクを15まで上げる必要があり、ある程度メインステージを進行しないと利用できない点にも注意が必要だ。
SP化の基本ルールと条件
- 対象:N、R、SR、SSRの各ユニット(UR、アルティメット機体は対象外)
- SP化後のレベル上限:全てのレアリティでレベル100
- 必要素材:SP化チップ100個
- 開放条件:プレイヤーランク15到達
- 注意点:SP化したユニットはその後、開発素材として使用できなくなる
SP化チップの入手方法、交換・報酬・コンプリートを活用
SP化を行うには「SP化チップ」が100個必要となる。これはすべてのレアリティ・ユニットに共通しており、例外は存在しない。SP化チップの入手手段は複数あるが、その多くが限定的で、月ごとの交換制限や達成条件があるため、無駄遣いを避けるためにも計画的な使用が求められる。
主な入手方法のひとつは、ショップにおけるレアメダルとの交換である。具体的には、レアメダル50枚でSP化チップ10枚、もしくは100枚で10枚と交換できるメニューがあり、いずれも月1回のみ交換可能となっている。したがって、1か月でベーシックに入手できるSP化チップは最大20枚にとどまり、複数ユニットをSP化したい場合には数ヶ月にわたる蓄積が必要になる。また、開発経路図を100%コンプリートした際にも報酬として10枚のSP化チップを獲得可能で、これも地道に積み上げていくことで貴重な補填手段となる。
さらに、パネルミッションの「中級者向けミッション・レベル4」をすべてクリアすれば、一括で100枚のSP化チップを獲得することができる。このミッション報酬はゲーム序盤~中盤のプレイヤーにとっては一度きりの大きなチャンスとなるため、可能な限り早い段階での達成を目指すと良いだろう。
SP化チップの主な入手手段

- ショップ交換(レアメダル)
- レアメダル50枚で10枚のチップ(月1回まで)
- レアメダル100枚で10枚のチップ(月1回まで)
- 開発経路図の100%コンプリート
- コンプリート報酬として10枚獲得
- パネルミッション報酬
- 中級者向けミッションレベル4全達成で100枚一括獲得
ショップで交換するためのレアメダルの入手方法

レアメダルは、ガシャで入手したユニットの解体のみで入手可能であり、開発や鹵獲ユニットを解体しても獲得できない。無駄遣いを避けるためにも、交換対象は慎重に選ぶべきである。すでに限界突破が最大になり、4機目の入手になってしまったユニットなどを解体したいところだ。
SP化のおすすめユニット!限界突破済みを中心に厳選

SP化はSSR以下ユニットに限られており、消費するリソースが重いため、対象となるユニットは慎重に選ぶ必要がある。基本的には「限界突破を最大(★3)まで行ったSSRユニット」をSP化するのが最も効果的だ。なぜなら、限界突破とレベル上限100が揃えば、ステータス的に限界突破なしのURユニットを超えるポテンシャルを持つことも珍しくないからである。
特に序盤においては、イベントで入手可能なユニットが限界突破しやすく、SP化との相性も良いためおすすめできる。たとえば、「GQuuuuuuX(オメガ・サイコミュ起動時)」、「赤いガンダム」、「ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天」、「ガンダムアストレイ ブルーフレーム セカンドL」といったユニットは比較的容易に★3まで育成でき、戦力としても優秀である。こうしたイベント報酬ユニットは入手難易度が低いため、SP化の価値を最大限に引き出しやすい。
また、以下に挙げるSSRユニットはゲーム内で高い評価を受けており、限界突破とSP化を組み合わせることで長期間にわたって主力として活躍できるポテンシャルを持つ。所持している場合や、★3まで育成可能な状況にある場合は、ぜひSP化を検討したい。
- ハロ
- Sガンダム
- グレイズリッター(指揮官機/決闘仕様)
- 1.5ガンダム
- ソードカラミティガンダム
- 白いガンダム
- ゲルググM(指揮官機)
- レッドウォーリア
これらは単純なステータスだけでなく、アビリティ構成や武装の射程距離や使いやすさ、地形適応などの複数の要素の高さから高く評価されている。SP化する価値は十分にあるといえるだろう。
SP化は温存も選択肢、将来を見据えた判断も
SP化チップは入手機会が限られており、現状では複数のユニットに使い回すだけの余裕がないため、無理にすぐ使う必要はない。特に戦力がある程度整っている中~上級者であれば、今後追加される新ユニットや期間限定ユニットに備えて、SP化チップを温存しておく判断も十分に合理的である。
また、未所持の強力ユニットがイベントやガシャで実装される可能性もあるため、環境の変化を見ながらSP化のタイミングを計るのが得策である。使用期限が設定されているわけではないため、長期的な戦力構成の中で最も効果を発揮するユニットに使うことを意識して、じっくり見極める姿勢が求められる。
SP化は強力だが計画性が必要な育成要素
SP化は、GジェネETにおいてSSR以下ユニットをレベル100まで一気に育成できる貴重な育成手段であり、特に限界突破済みのSSRユニットに適用すれば、URに迫る性能を手に入れることも可能だ。しかし、SP化には対象の制限、使用後のデメリット、素材の希少性といった要素があるため、やみくもに使うのではなく、計画的に進める必要がある。
現環境のユニット事情や手持ち戦力を冷静に分析し、どのユニットにSP化を適用するかを見極めることが、長期的な戦力強化の鍵となる。無駄なく最大限に活かせるよう、賢く活用していこう。