【エルデンリング ナイトレイン】ネットワークテストで明らかに!ゲームシステムと最新情報レポート

Playstation

2025年5月30日に発売予定の『ELDEN RING NIGHTREIGN』(エルデンリング ナイトレイン)。本作は『エルデンリング』のスピンオフ作品であり、新たな協力型サバイバルアクションゲームであることが分かっている。2月14日~17日にかけてネットワークテストが実施された。本記事では、そのプレイ体験と判明した最新の情報をまとめて紹介する。

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エルデンリング ナイトレインとは?新たな死の舞台

本作はオープンフィールドではなく、ステージ選択型の一定のエリアで繰り広げられるサバイバルなゲームデザインを採用。プレイヤーは三人一組でフィールドへ降り立ち、探索と戦闘を繰り返しながら最終ボス撃破を目指す。リムグレイブに似た新たな舞台「リムベルド」が冒険の地となっている。時間経過とともに迫る「夜の雨」によってエリアが狭まる中、アイテムを収集したり、レベルアップを行いながら最終ボスへと挑むシステムだ。

サバイバルアクションお馴染みの“夜の雨”システム

本作の特徴的なシステムのひとつである「夜の雨」は、時間経過とともにプレイヤーの行動範囲を制限し、戦闘の緊張感を高める要素となっている。夜が訪れると、黒い雨が降り始め、視界が悪化するだけでなく、プレイヤーキャラクターにも影響を及ぼす。この雨に晒されるとHPが徐々に減少していく。

また、「夜の雨」の影響下では、一部の敵が強化され、通常時よりも俊敏な動きを見せる。特に「影夜の徘徊者(Shadowstalkers)」と呼ばれる特殊な敵は、夜の雨が降り始めるとマップに現れ、プレイヤーを執拗に追い回す。これにより、探索を続けるか、安全な場所を探して夜を凌ぐかの選択を迫られる。

死ぬとどうなる…?瀕死と復活システム

HPが0になるとプレイヤーは瀕死状態になり、移動速度が大幅に低下し、移動以外の行動ができなくなる。この状態では瀕死ゲージが表示され、時間経過とともにゲージが減少し、ゼロになると死亡する。なお、仲間によって救助することも可能だ。

死亡すると、レベルが1つ下がり、付近の場所に復活する。さらに、所持していたルーンは死亡した場所に落とし、レベル低下分も含めてすべてを失う。落としたルーンは回収可能だが、エルデンリング同様に回収する前に再び死亡すると完全に消失する。また、付近の敵にルーンを盗まれた場合は、その敵を倒すことで取り戻せる。

祝福と回復要素

フィールドには祝福と呼ばれるポイントが存在し、これに近づくことでHP、FP、毒などの状態異常が全快し、聖杯瓶の使用回数も補充される。また、祝福に触れることでレベルアップメニューを開くことができ、ルーンを使用してレベルを上げることが可能となる。

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ネットワークテストでのプレイ体験

追跡者・守護者・レディ・隠者…個性的なスキル&アーツで戦う

ネットワークテスト版では4名のキャラクターから選択でき、それぞれ異なるスキルとアーツを持っている。正式版では8名のキャラクターが使用可能となる予定。

●追跡者(バランス型)

【特徴】
死亡する攻撃を受けても一度だけ回避可能。
【スキル/クローショット】
敵や障害物にクロー攻撃を行い、相手を引き寄せたり自身が移動したりグラップルのような技。
【アーツ/襲撃の楔】爆発する杭を撃ち込んで攻撃する。

●守護者(防御型)

【特徴】
高いHPとスタミナに加え、ハイガードが使用可能。
【スキル/つむじ風】
敵を舞い上げる竜巻を放って1ヵ所に集める。
【アーツ/救世の翼】
空に飛び、上空から急降下攻撃する。

●レディ(スピード型)

【特徴】
技量と知力が高く、連続で回避アクションを出せる。
【スキル/リステージ】
自分あるいは味方が与えたダメージを周囲の敵に再度与える。
【アーツ/フィナーレ】
周囲の仲間と自分に一定時間のステルス効果を付与。

●隠者(魔法型)

【特徴】
敵の攻撃で付与された属性に応じた“属性痕”を吸収してFPを回復。
【スキル/混成魔法】
属性痕を3つ組み合わせて強力な魔術攻撃。
【アーツ/血魂の唄】
周囲の敵に“血の烙印”を付与。ダメージが増加すると同時に、攻撃したプレイヤーのHPとFPを回復。

サバイバル×ボス!3日間の壮絶な戦いを生き抜け

  1. フィールド探索(1日目) – ランダム生成されたマップを探索し、装備やアイテムを収集。敵との戦闘を通じて経験値を獲得し、キャラクターを強化。
  2. 夜ボス戦(1日目) – 一定時間経過後、強制的にボス戦へ移行。ボス撃破で次のステージへ。
  3. フィールド探索(2日目) – 1日目と同様にマップを探索し、さらなる強化を図る。
  4. 夜ボス戦(2日目) – より強力なボスが登場し、連携と戦略が求められる。
  5. 最終ボス戦(3日目) – 生き残ったプレイヤーで最終決戦に挑む。

探索パートでは敵を倒してレベルアップや武器・アイテムを獲得し、夜にはボスとの戦いが待ち受ける。最終ボスに挑むまでのプレイ時間は約40分前後。高難易度のため、ボス戦で全滅するケースも多い。

戦闘とシステムの特徴

  • キャラクターごとに異なるスキルとアーツを持つ – 近接戦闘向きのキャラ、遠距離攻撃特化のキャラなど、役割が分かれる。
  • 探索はランダム生成されるマップで展開 – 一度として同じマップにならず、毎回異なる環境でのプレイが求められる。
  • 夜の雨が時間経過とともにマップを制限 – 長く滞在すると行動範囲が狭まり、難易度が上がる。
  • ステージごとにランダムなボスが登場 – ボスの種類が異なるため、都度戦略を変える必要がある。
  • 装備やレベルは毎回リセットされるため、戦略的なプレイが求められる – どのアイテムを優先的に入手するかが攻略のカギ。

ネットワークテストでは、初日のボスは「亜人の女王&亜人の剣聖」または「百足のデーモン」のいずれかが登場。2日目のボスには、『エルデンリング』にも登場した「忌み鬼(マルギット)」が登場し、その圧倒的な強さに苦戦を強いられた。

『エルデンリング ナイトレイン』のフレームレート&解像度は?

ネットワークテストでは、PS5、PS5 Pro、Xbox Series X|Sなどのコンソールでの動作検証も行われた。フレームレートと解像度のデータが明らかになり、映像の綺麗さなどが判明した。

PlayStation 5
  • 品質モード: 2160p 40FPS
  • パフォーマンスモード: ダイナミック1080p(最大1800p)60FPS
PlayStation 5 Pro
  • 品質モード: 2160p 55FPS
  • パフォーマンスモード: ダイナミック2160p 60FPS
Xbox Series S
  • 品質モード: 1440p 35FPS
  • パフォーマンスモード: ダイナミック1080p(最大920p)60FPS
Xbox Series X
  • 品質モード: 2160p 37FPS
  • パフォーマンスモード: ダイナミック1080p(最大1800p)60FPS

すべてのプラットフォームで60FPS動作が可能だが、品質モードではフレームレートがやや低めになる傾向がある。

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ネットワークテストでサーバー障害、追加開催決定!

フロム・ソフトウェアは2月14日、ネットワークテストの追加開催を検討していると発表した。

というのも、『エルデンリング ナイトレイン』のネットワークテストは2月14日から17日にかけて実施されていたが、初日の20時直後にサーバー障害が発生し、23時の終了時間まで復旧できなかった。このため、2月14日分の追加テストが検討されることとなった。

また、2月15日分のテストでは、日本地域での開催時間を10分遅らせる、「マルチプレイ合言葉」機能に制限を設けるといった対策を実施。12時10分より開始され、15時10分まで滞りなく行われた。

これによって参加できなかったプレイヤーもいるかもしれないが、ネットワークのダウンなどをテストするためのネットワークテストであることから、有益なデータが取れたと思われる。

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まとめと今後の展開

『エルデンリング ナイトレイン』は、従来の『エルデンリング』とは異なるゲームデザインながらも、フロム・ソフトウェアらしい緊張感のある戦闘と探索の醍醐味を味わえる作品となっている。ネットワークテストは限定的な内容だったが、ゲームのコア部分を体験できたことで、発売に向けた期待がさらに高まった。

今後、新たなネットワークテストやデモ版の配信があるかどうかは不明だが、さらなる情報公開が待ち遠しい。発売日である5月30日までに、さらなる詳細が発表されることに期待したい。