従来と違う!リメイク版ドラクエ3の「まもの使い」とモンスター仲間のシステム

Nintendo Switch

「ドラゴンクエスト3」リメイクで新たに登場する職業「まもの使い」。まもの使いが追加されたことでモンスターを仲間にできるようになった!と喜んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はまもの使いが従来のシリーズとどう異なるか、新システムを解説します。

従来シリーズでお馴染みの「まもの使い」とは?

過去の「ドラゴンクエスト6」や「ドラゴンクエスト10」で「まもの使い」は登場しています。

従来シリーズで「まもの使い」は、特定のモンスターを倒すと一定の確率でモンスターを仲間にできる職業で、パーティにまもの使いがいることで初めてモンスターを仲間にできるシステムでした。仲間にできるモンスターは可愛らしいものから強力なものまでおり、パーティに入れて育てることも可能でした。

まもの使いの特徴としては、敵モンスターの動きを模倣する「ひゃくれつなめ」や「ブレス攻撃」を覚えることができ、最終的には「ドラゴラム」といった、ドラゴンに変身する呪文も習得可能です。ステータスは商人や盗賊のように平均的で、戦闘や補助に役立つ職業でありながら、他の職業と比べてずば抜けて高いステータスを持つわけでは無いので、大きな特徴がない職業とされてきました。

【新システム】モンスターを仲間にする方法

リメイク版「ドラゴンクエスト3」では、「まもの使い」のシステムが刷新されています。過去作と異なり、「まもの使い」がパーティにいなくてもモンスターを仲間にできるようになりました。事実上まもの使いとモンスターを仲間にすることは無関係となっています。

モンスターを仲間にするプロセスが一新され、今作では街やダンジョンなどの特定の場所にモンスターが出現します。時間帯(昼・夕方・夜)を条件に出現するモンスターなどもいるようです。このモンスターと接触することで仲間になるスタイルになっています(戦闘は無し)。

街の人々との会話で、出現場所やモンスターの性格などのヒントを得ることができ、モンスターの性格に応じた工夫が求められます。たとえば、臆病な性格のモンスターはプレイヤーが「足音を消す」特技を使って近づく必要があるなど、モンスターごとに仲間にするための条件が異なり、従来にはなかった探索の楽しみが増えています。

このように、「まもの使い」の役割も過去作とは異なり、直接的にモンスターを仲間にするシステムではなくなりました。モンスター・バトルロードで遊ぶには、まもの使いが必須と思われましたがそうではありません。

では、まもの使いとはなんなのか?という話になります。今作のまもの使いは単純にモンスターが使うような技を覚える職業となっています。「なめまわし」や「やいばくだき」、「おたけび」などの特技を習得できます。ただ、それだけではステータスも中の中だし、あんまり有能ではないと判断されるでしょう。

今回、さらに新しいシステムとして仲間にしたモンスターの数や種類に応じて、まもの使いが特技を習得するシステムになっています。新たな特技を覚えるためには、多くのモンスターを集める必要があり、モンスターの収集が「まもの使い」自身の成長にも直結しているのです。

仲間にしたモンスターの使い道

仲間にできるモンスターは、街中に現れたりと決められています。また、モンスターにはあらかじめ名前がつけられており、命名することができません。仲間になった時点でレベルも固定され、経験値を積んでレベルアップする育成要素はなく、「モンスター・バトルロード」に限定して活躍することになります。

レベルについては、経験値などで成長していくことはありませんが、同じモンスターが別の場所に再び出現することがあります。同じ種類のモンスターを仲間にすることでパワーアップすることができます。ちなみに、ステータスによっては約倍の強さに成長します。

まとめると、リメイク版「ドラゴンクエスト3」での「まもの使い」と「モンスター・バトルロード」は、従来のシリーズとは異なるゲーム体験を提供してくれます。モンスターの探索と収集が「まもの使い」の成長につながる新しいシステムであり、懐かしさと新鮮さが融合した楽しみ方が可能です。