2026年2月27日に配信された「Pokemon Presents 2026.2.27」にて、『ポケットモンスター』シリーズの完全新作『ポケットモンスター ウインド』『ポケットモンスター ウェーブ』が発表された。対応機種はNintendo Switch 2専用。発売は2027年、全世界同時発売となる。
ポケモン30周年に放たれたシリーズ10作目の衝撃
本作は、1996年発売の『ポケットモンスター 赤・緑』から数えて記念すべきシリーズ第10作目にあたる。ポケモン誕生30周年という節目の日に発表されたこともあり、世界中のファンの注目を一身に集めた。公式略称は「風波」。公開された約3分半の1stトレーラーでは、タイトル通り“風”と“波”を強く意識した壮大な映像が展開されている。

シリーズはこれまで、ポケモンを捕まえて育てるコレクション性、友達と交換・対戦を行うコミュニケーション性を軸に進化を続けてきた。151種類から始まったポケモンは、現在では1025種類にまで拡大。カードゲーム、テレビアニメ、映画、スマートフォンアプリ、グッズ展開など多方面へ広がり、世界的IPへと成長した。その集大成とも言える節目の第10作が、次世代機Switch2専用タイトルとして登場するのである。
■シリーズ本編一覧(リメイク除く)
1:赤・緑(1996年)
2:金・銀(1999年)
3:ルビー・サファイア(2002年)
4:ダイヤモンド・パール(2006年)
5:ブラック・ホワイト(2010年)
6:X・Y(2013年)
7:サン・ムーン(2016年)
8:ソード・シールド(2019年)
9:スカーレット・バイオレット(2022年)
10:ウインド・ウェーブ(2027年)
『スカーレット・バイオレット』から5年ぶりの完全新作であり、従来の3~4年周期よりもやや長い開発期間が取られている点も注目である。
“風と海の地方”、御三家・舞台モデル・Switch2性能の進化

本作の舞台は、風が吹き抜ける美しい島々と、きらめく波が寄せ返す広大な海が広がる新地方である。オープンワールドで表現されたフィールドには、自然と調和して生きるポケモンたちの独自の生態系が息づいている。トレーラーでは、雄大な海岸線、透き通る水面、点在する島々、水上コテージ、そして風車のある風景などが確認できる。
特に水の質感や海の描写は鮮やかで、Switch2の性能アピールを兼ねたビジュアル表現が強く印象に残る。より美しい画面でポケモンを遊びたいという需要は確実に存在し、本作はSwitch2購入の大きな動機になる可能性が高い。
最初のパートナーとなる御三家ポケモンも発表された。

・ハブロウ(くさタイプ)
エネルギッシュだが不器用な、まめひよこポケモン。

・ポムケン(ほのおタイプ)
無邪気でフレンドリーな、こいぬポケモン。発表直後、SNSでは最も人気を集めた存在と見られている。

・ミオリー(みずタイプ)
背伸びしたふるまいであざとく立ち回る、みずやもりポケモン。
発表直後にはX(旧Twitter)のトレンド上位に3匹すべての名前が並び、関心の高さを示した。さらに、熱帯風のファッションを身にまとったピカチュウの姿も公開され、南国的な世界観を想起させている。
音楽面では、メインテーマをNHK交響楽団が演奏することも明らかになった。さらにブラジルポルトガル語への対応も発表され、グローバル展開の強化がうかがえる。全世界同時発売という方針と合わせ、国際市場をより強く意識した作品となることは間違いない。

また、舞台モデルについても早くも議論が白熱している。
・グレートバリアリーフを擁するオーストラリア説
・風車の形状からカリフォルニア説
・水上コテージや島々の景観からモルディブ説
・御三家のモチーフ(ひよこ豆、ポメラニアン)からドイツ説
初代から『ダイヤモンド・パール』までは日本各地がモデルとされ、『ブラック・ホワイト』以降は海外モデルが主流となっている流れを踏まえると、今作も海外モチーフである可能性は高い。クジラがモデルのホエルオーやサンゴがモデルのサニーゴなど、海洋生物モチーフのポケモンとの親和性を考えると、オーストラリア説は有力視されているが、確定情報はまだない。

シリーズ本編は約30年の歴史を持つ巨大コンテンツであるが、近年は『ポケモン レジェンズ』シリーズやスマートフォンアプリの充実により、IP全体としての“熱”を維持し続けてきた。本作はその流れをさらに加速させる中核タイトルとなるだろう。
2027年、風と波の新たな地方で始まる冒険は、シリーズの未来を占う重要な一歩となる。Switch2世代のポケモンがどこまで進化するのか。今後の続報に注目である。

