2024年6月、スーパーファミコンで初めて登場したサウンドノベルの「かまいたちの夜」が舞台化が決定しました。東京シアター1010と大阪COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールの2カ所で、「かまいたちの夜 〜THE LIVE〜」が上演がされます。
サウンドノベルの名作「かまいたちの夜」とは?
『かまいたちの夜』は、1994年11月にスーパーファミコン用ゲームソフトとして第1作目が発売され、シリーズ累計200万本という驚異的な売り上げを記録した伝説のサウンドノベルです。2024年は「かまいたちの夜」が30周年を迎える記念の年となります。
サウンドノベルとは、画面に表示された文章を読み進め、時折現れる選択肢を選ぶことによって、様々な物語に展開していくゲームです。物語に沿って音楽・効果音や背景絵が加えられており、臨場感あふれる演出を楽しむことができます。
「かまいたちの夜」1作目は、雪山の閉ざされたペンションを舞台にしたミステリー作品となっており、 そこで起こる不可思議な殺人事件の謎を解くことが目的のゲームです。しかし、選択肢によって、エンディングが多数存在し、目的とはまったく異なる結末を迎えることがあるのも特徴の一つです。今回、「かまいたちの夜 〜THE LIVE〜」では、原作者の我孫子武丸氏の監修のもと、舞台オリジナルストーリーが描かれます。
脚本家と出演者はどんな人?
本作の演出は、ミステリーを専門に舞台を制作しているノサカラボの代表であり、これまでも『アガサ・クリスティ作品』や『神津恭介シリーズ』など重厚な作品を手掛け、また、緻密な伏線を敷いたシチュエーションコメディにも巧みな手腕を発揮する演出家、野坂実氏によるものです。そして脚本を民俗学や土着信仰に精通しており、妖怪をモチーフとした作品を多数発表。劇団鬼の居ぬ間に主宰でありながら、近年は多方面への脚本提供を行い、ジャンル、媒体にとらわれず活動の幅を広げている望月清一郎氏が務めました。
さらに主演の伊月役には、WBB vol.20『バンクパック』で主演を務め、『紅さすライフ』でゲスト出演など、舞台や映像で活躍中のヴァサイェガ渉氏。さらに、共演には比企文哉役として、ミュージカル・ショー『SEVEN−西遊記7つの戦い−』やモボ朗読劇『二十面相』〜遠藤平吉って誰?〜に出演するなど舞台での今後の活躍が注目されている豊田陸人氏が出演します。
■公演概要
「かまいたちの夜 ~THE LIVE~」
原作:我孫子武丸
構成・演出:野坂実
脚本:望月清一郎
出演:ヴァサイェガ渉、豊田陸人 他
【東京】2024年6月20日(木)〜6月23日(日)
場所:シアター1010(〒120-0034 東京都足立区千住3-92 千住 ミルディスI番館 11F)
チケット料金(全席指定・税込):S席 9,900円/A席 9,000円
【大阪】2024年6月28日(金)〜6月30日(日)
場所:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(〒540-0001大阪市中央区大阪城3番6号)
チケット料金(全席指定・税込):一般 9,500円
一般発売:5月下旬予定