人気モンスター育成オープンワールドゲーム『パルワールド』が、3月から4月にかけて連続アップデートを実施。大型アップデートv0.5.0を配信し、待望のクロスプレイ対応が実装された。しかし、それ以降、深刻な不具合が発生しており、その対応が進められている。中でも注目されているのが、PS5版で発生していたオートセーブ機能の不具合である。
本記事では、v0.5.1およびv0.5.2アップデートの具体的な修正内容と、現在の対応状況をまとめた。
【PS5影響大】オートセーブが正常に動作しない問題
2025年3月に配信されたv0.5.0アップデート後、PS5版においてオートセーブが機能しない不具合が報告された。プレイデータが保存されていないままゲームが終了し、進行状況が消失するという致命的な問題だ。
運営はこの問題を認識し、調査と修正を続けていることを公式に発表。プレイヤーからは一時的な対処として手動セーブの推奨が広がった。
【v0.5.1】パルが消えるバグを修正
3月下旬にリリースされたv0.5.1アップデートでは、以下の重大な不具合が修正されている。
- 次元ストレージで同じパルにクイック取り出しを連打すると、パルが消失するバグ
この不具合は、ゲーム内資産として重要な「パル」のデータが消えてしまう可能性があり、特にコレクター層や高レベルプレイヤーから不満の声が上がっていた。今回の修正により、次元ストレージの安全性が改善された。
【v0.5.2】PS5のオートセーブ不具合に対策開始
4月初旬、全プラットフォーム向けにv0.5.2アップデートが配信された。主にコンソールユーザー向けの修正となっており、以下のような対応が含まれている。
▼v0.5.2アップデートの主な修正内容
- PS5におけるオートセーブ不具合への対策を実装
ただし、一部環境では未解決のケースもあるため、引き続き調査と改善作業が続けられている。 - Xboxにて、チャット入力時に伏字になってしまう問題を修正
専用サーバー上で発生していたバグで、プレイヤー同士の円滑なコミュニケーションを妨げていた。 - Xbox/PS5で、3月に追加された一部の達成項目が正常にカウントされないバグを修正
- その他、細かい不具合の修正
なお、このアップデートはすべてのプラットフォームでの適用が必要となっており、PCユーザーも忘れずに更新しておくべきだ。
PS5版の完全修正には今後のアップデートに期待
PS5版で発生していたオートセーブ不具合に対し、v0.5.2で一定の対策は実装されたが、すべての環境で完全に解決したわけではない。公式は今後も引き続き調査と修正を行うとしており、プレイヤー側も手動セーブをこまめに行うなど、引き続き注意が必要である。
連続アップデートで安定化進むパルワールド
『パルワールド』は今回のv0.5.1〜0.5.2で、ユーザーから寄せられた複数の重大不具合に素早く対応した。運営側の積極的な対応姿勢が見えるアップデートとなっており、今後も改善が進むことが期待される。
特にコンソール版ユーザーにとっては、これらの修正によって快適なプレイ環境が徐々に整備されつつある。次回のアップデートでも、さらなる安定性と機能向上に期待したい。
