Xboxのハンドヘルド型ゲーム機「Keenan」が2025年中に発売か?

ゲームニュース

Microsoftが開発中と報じられたXboxブランドの携帯型ゲーム機「Keenan」が、2025年後半に発売される見込みだ。これは、Windows CentralのJez Corden氏やThe VergeのTom Warren氏など複数の情報源から明らかになったもので、MicrosoftはAsus、Lenovo、MSI、Razerなどの主要なOEMと協力し、PCゲームを中心とした新たな携帯型デバイスを提供する予定だ。

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Xboxファン必見!明らかになった「Keenan」の特徴

「Keenan」は、Xboxブランドに属するものの、従来のXboxハードウェアとは異なり、WindowsベースのOSを採用し、Steamなどのゲームクライアントをインストールできる仕様になっている。主な特徴は以下の通りである。

  • Windows OS採用:Microsoft StoreやPC Game Passを前面に押し出し、クラウドゲーミングにも対応。
  • Steamクライアント対応:PCゲーマーに馴染み深い環境を提供。
  • OEMパートナーとの共同開発:完全な純正デバイスではなく、Lenovo Legion GoやAsus ROG AllyのようなPCベースの携帯機となる可能性が高い。
  • Xboxの公式ガイドボタン搭載:Xboxファミリーの一員としての位置づけが明確。
  • クラウド接続機能を強化:新型コントローラーと連携し、クラウドへの直接接続が可能。

競合デバイスと何が違う?「Keenan」の強み

現在、携帯型ゲーム機市場にはValveの「Steam Deck」やAsusの「ROG Ally」、Lenovoの「Legion Go」などが存在している。Microsoftの「Keenan」はこれらと同様にWindowsベースのゲームプレイを提供しつつも、Xboxブランドの統合性を維持する点が大きな違いである。

例えば、Steam DeckではSteam以外のゲームをプレイするには設定のハードルが高いが、「Keenan」は最初からMicrosoft StoreやGame Passを組み込むことで、よりシームレスなゲーム体験を提供すると考えられる。なお、ハードウェアはパートナー企業が開発しているという。Windows Central によると、ハードウェアは紛れもなくXboxを主体としたもので、ボタンなどはXboxをイメージさせるデザインとなっているようだ。

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Xbox次世代機は2027年発売?今後の展望

Microsoftは2027年に次世代Xboxコンソール(Xbox Seriesの後継機)の発売を予定しており、「Keenan」の成功次第では、現在のXbox Series Sを統合し、次世代コンソールとして一本化する可能性もあると言われている。

また、次世代機ではWindowsとの統合がさらに進むと予想され、PCゲームの移植が容易になる設計が採用されると報じられている。さらに、AI機能の搭載やクラウドゲームの強化によって、新しいゲーム体験を提供する計画も進行中だ。

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「Keenan」はゲーム業界のゲームチェンジャーとなるか?

「Keenan」は、Microsoftがハードウェア戦略を進化させる上で重要なステップとなる。Nintendo Switch 2の噂が飛び交う中、Xboxがどのようにこの市場に参入し、競争力を発揮するのかが注目される。

すでにSteamがプレイできるハンドヘルド型ゲーム機としては、前述したSteam Deckが主流となっている。「Keenan」の強みはXboxで統合されている点であり、製品の売り文句としてはややインパクトが足りない。時代の流れはNintendo Switch 2に注目が集まっており、価格帯による競争が気になるところだ。どちらにせよ、現在のNintendo Switchと同時期の発売であれば、勝機はあったのかもしれないが、斬新で先進的な機能などが無いと苦しい商戦となりそうだ。