『ドラゴンエイジ:ヴェイルの守護者』がまさかのフリープレイ化!発売半年で配信、第一印象をプレイレビュー

プレイ日記

PlayStation Plus 3月のフリープレイに『ドラゴンエイジ:ヴェイルの守護者』が登場。なんと、このタイトルは2024年10月に発売したばかりで半年すら経っていない。これでは発売日に購入したユーザーはどう思うのか…。と少々気がかりだが、せっかくなので早速プレイ。

私はドラゴンエイジシリーズの存在を知らなかったが、もとを辿れば歴史あるRPGタイトルで主にアメリカにおいては一定の支持があるようだ。2009年に『ドラゴンエイジ:オリジンズ』が発売され高評価を得た後、2012年に続編となる『ドラゴンエイジⅡ』、そして2014年に『ドラゴンエイジ:インクイジション』と3作が発売されている。『ドラゴンエイジ:ヴェイルの守護者』は10年ぶりに復活した最新作というわけだ。

ちなみにインストール容量は87.02GBと大きいので容量を確保してから始めよう。

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キャラクタークリエイトが楽しすぎる!自由度の高さが魅力

シリーズの歴史を簡単に振り返ったところで、早速開始。
まずは主人公をクリエイトするところから始まる。主人公の容姿は男性と女性が選択可能で容姿は細部にわたってかなり細かく調整ができる。さくっと始める予定であったが、キャラクタークリエイトがなかなか面白くて時間がかかってしまった。

顔のパーツは形状や色、位置が調整可能なほか、体型も筋肉質からやせ型、太り気味、肌の色が調整できる。さらには、顔の傷やタトゥー、ボディペイントが用意されていた。

主人公はステータスに関わる人種が選択でき、エルフ、クナリ族、人間、ドワーフと用意されている。あまり違いの詳細は定かでないが、私は人間なので人間を選択。ちなみに人種とは別に職業的な戦いのスタイルも後に選ぶことになる。そちらはローグ、戦士、魔導士と3パターンある。戦士と魔導士は想像がつくと思うが、ローグは要するにスピードを活かしたアサシン的な戦い方で二刀で戦うスタイルだ。一番使いやすそうなのでローグを選択した。

人種、戦闘スタイルを選んで終わりかと思いきや、なにやら所属する勢力というのもあるようだ。説明を読んでも良く分からないので、なんとなくスタイリッシュなシャドウドラゴンを選択。そして最後にゲームの難易度を選んでキャラクタークリエイトは終わりとなる。なお、最初から非常に高難度な「ナイトメア」というモードも選択可能となっている。

キャラクタークリエイトは、最初にランダムで作られた容姿が出てくるが、どれもいまいちな容姿が多い。キャラクターの容姿はゲームを進めるモチベーションには欠かせない要素のひとつで、気に入るキャラクターが作れるかが重要である。最初のランダムのサンプルを見たとき、これは…。と身構えたが、幅広い調整のおかげで意外にもまともな容姿が作れることが分かった。なんとなく登場するキャラクターはディズニー映画っぽい作りを感じさせる。とりあえずキャラクターを作るのに約1時間といったところか。

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想像以上のグラフィック美――映画のような世界観に没入

まったく予備知識なしでストーリーを始めたが、専門用語が多い。ざっくりいえば、“悪いやつが儀式をはじめ、世界を滅ぼそうとしているので阻止しなければ!”というよくある下り。世界観はハリーポッターをカオスにしたような魔法的な世界。キャラクタークリエイトではあまり分からなかったが、このゲームのグラフィックのクオリティは非常に高い。景色はもちろんのことキャラクターの映像もさながら映画のような光景だ。さすがはPS5 Pro Enhanced(PS5の性能を発揮可能なタイトル)でリリースされているだけある。

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探検する楽しさと慎重になりすぎないバトル

ストーリー中のムービー部分だけでなく、ダンジョンの中なども非常に綺麗で探索がとても楽しい。行動範囲は一直線に行く場所が決まっているものの、アイテムを取得するために探索できる所が多く、行動の自由度も程良い。また、その範囲で敵と戦いが始まるので、障害物などをうまく使って戦うという戦法も取れる。

戦いは近接攻撃を繰り出しながらタイミングに合わせてパリィを使うのが基本。それに技であるアビリティを組み合わせて使用する。パリィを見逃さないように隙を突きながら攻撃するという緊張感のある戦いが面白い。弓矢という遠隔武器もある。

基本はアクションゲームでありながらもRPGの要素もしっかり備わっている。装備を変えれば容姿もしっかり変わるし、スキルツリーによって育成もできる。スキルを開放することでアクションコマンドが増えるタイプだ。操作は主人公しかできないが、仲間の育成や装備変更も可能なのは嬉しい。

ということで、ひとまず最初のボスであろうオーガというモンスターを倒す所までプレイしてみた結果、思ったよりも高クオリティでゲーム性も高い印象。これがフリープレイにでてきて良いのだろうか‥?しかも発売から半年もせず。実は『ドラゴンエイジ:ヴェイルの守護者』は最近流行のポリコレで発売当時に炎上している。1月にフリープレイで登場した『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』も炎上案件という共通点がある。
▼『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』レビュー|炎上の理由は? 実際にプレイしてみた感想

ストーリーも結構凝っていて、専門用語+翻訳なので理解するのが大変な時もあるが、映画を見ているような感覚になる。そして、このゲームは仲間の数が多いのかもしれない。数時間プレイした中でもすでに仲間が4人出てきている(基本パーティは3人)。今後の展開も楽しめそうだ。