9月30日に子供が産まれました。予定通り元気な男の子です。まず、出産してから最初の大仕事は「命名」です。出産の4ヶ月くらい前には男か女かおおよそ分かっていたので、候補はいくつか挙げていたものの、いざ決定するとなると「これで良いものか?」「名前は一生使うものだし…」となかなか踏み出せず。そこで、今回は姓名判断鑑定士に依頼して命名することに。
「命名」に何を優先するか?意外と高い姓名判断の鑑定料
姓名判断は命名する際に、その名前の運勢を見たり、この漢字を使ったほうが良いと助言してくれるもの。名前の運勢を気にするかどうか?は家庭によってさまざまですが、私は父親が運勢もしっかり調べて命名してくれたので、それを継ぐ形で運勢も見て決めようと当初からぼんやり考えていました。
「名前の運勢なんて気の持ちよう」とも思われますが、過去に大きな事件を起こした犯人の中には名前の字画が最悪、さらには住宅の鬼門などの方角も最悪といった例もありました。受け取り方次第でこじつけや気のせいにも感じ取れますが、「子供の名前には良い名前を!」というのは親ならば誰もが想っていること。
少し話しが脱線しましたが、姓名判断は神社やお寺で依頼できます。字画の運勢を占うだけであれば、ネットでも見ることができます。私はさっそく身近な少し大きめの神社に尋ねてみました。
■姓名判断には以下の情報が必要な模様。
・名前の候補3〜4つ程度
・親、兄弟の名前
・家族の生年月日
・産まれた時の体重
後日、上記の情報をメモして受付に渡しに行きました。その後、10日程度で祈祷した命名札と命名書ができあがるとのこと。私は出産した翌日に神社へ連絡をしましたが、出生届けも提出期日があるため、出産後すぐに依頼するのが良いかと思います。神社やお寺にもよりますが、祈祷は大安などの縁起の良い日に行われるため、日数がかかるようです。
鑑定料は依頼する場所によってさまざまですが、私が依頼した神社は3万円!第一印象は「高っ!」の一言。けど一生に一度だし…仕方なし…と腹を括ることに…。ちなみに最寄りの小さな神社では、1万円と公式サイトに記載があり、おおよそ1万円~3万円(中には3万円〜という神社も有り)とピンキリのようです。妻の父上との世間話では、「神社で姓名判断なんてやってるのね。いくらぐらいするの?え!3万円?…。」と驚愕。
メモを渡してから数日後、姓名判断鑑定士と電話で話す機会がありました。鑑定士はとても礼儀正しく、人当たりの良いお婆さん。何故この3つの候補にしたのか?と聞かれ、「共通する一文字は曽祖父から一文字頂くことにしました。」と話すと、「それはとてもいいわね」と。
鑑定士はすでに2つに絞ってくれていたようで、「この2つは漢字の画数も読み方の響きも抜群だわ。もう1つは読み方の響きがあまり良くないわね。」と、漢字の画数以外に苗字とのひらがな・読み方の兼ね合いも姓名判断には重要なようです。最後に「では、この2つでどちらか決めてみてくださいね。」と言われて電話は終了。
私が思っていた姓名判断の依頼は、最終的にいくつかの候補から鑑定士が決定するものだとばかり思っていました。もしくは、どれか1つに念押ししてくれるものかと…。ところが、あくまでも鑑定士なので候補の名前の運勢が良いかどうかを鑑定してくれるというもの。念のため、後日電話で「鑑定士さんに最終的に決めてください!という方はいないのでしょうか?」と伺うと、「たまにどうしてお決めきれないという方はいますね。ただ、子供の名前は極力親に決めていただきたいと思ってます。」とのこと。
また、賛否が分かれますが、最近はキラキラネームのような読めない名前を付けたいという親が多いと言います。これには鑑定士さんも姓名判断に困るようで…。なお、私が候補に挙げて残った2つのうち、1つは読めないことはないですが、本来の読み方をしないものとなっていました。名前を呼ばれるごとに読み方が違いますと説明するのは子供にとっても良くないなと思い、私はもう1つの名前に決定しました。
後日、候補の中から選んで名前を決定した旨を伝え、その後、対面で命名書や祈祷していただいた札を貰いました。その際に、命名した漢字をもとに考えられるさまざまな名前の由来を教えてくれました。こちらでもなんとなく意味を持たせて命名していたのですが、さらに明確に由来の意義付けができた気がします。
姓名判断鑑定士という仕事について
ちなみに、姓名判断鑑定士になるには?職業として少し気になります。おそらく、今回占ってもらった鑑定士は、常時神社に在籍している方ではなさそうです。在宅で副業として姓名判断をしている人も多いようですね。
姓名判断鑑定士になるための資格は以下のようなものがあります。
・姓名判断アドバイザー
・姓名鑑定士
・姓名判断アドバイザーW資格取得講座
・姓名判断資格取得講座
いずれも民間資格であるため、これを取得しないと姓名判断鑑定士と認められないというものではありません。しかし、姓名判断の歴史から始まり、天格、人格、外格、地格、総格の見方、鑑定方法など、専門性の高い知識が求められます。興味ある方は勉強してみるのも面白そうですね。