【2024年】今さら始めてみた「シャドウバース」の楽しみ方

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オンライントレーディングカードゲームで有名な「シャドウバース」は、2016年に配信を開始したスマホゲーム。早くもリリースから8年経過していますが、今回2024年1月から改めてシャドウバースで遊んでみました。今さらながら初心者は楽しめるのか…?

システムは良いゲームなのに酷評が多いシャドウバース

今年に入ってカードゲームを始めたいという衝動に駆られまして…。以前、少しかじった「遊戯王マスターデュエル」を再開しようと思ったのですが、カードの種類が多すぎるうえに特殊なルールがよく理解できずに撤退。リリース開始から遊んでいた「遊戯王クロスデュエル」は、課金システムがうまく回らなかったのか昨年9月にサービス終了。ということで行き着いたゲームが古巣のシャドウバースでした。シャドウバースも数年前に何度か遊んでみたことはありますが、せこいテンプレデッキプレイヤーが多いので辞めてしまった経緯があります。それも承知のうえで再度スタートしたわけです。

まずはじめに、Google Playのシャドウバースの評価を見てみると★は低めの3.1と酷評が多い印象。「対人戦のゲームバランスが崩壊している」というコメントが多数見受けられます。また、それを受けて運営のCygamesが改善することなく放置しているという点も問題のようです…。果たして今さら始める人はこのゲームを楽しめるのでしょうか?

テンプレデッキしかいないローテーションマッチに苦戦

まずはじめに、ローテーションのランクマッチで遊ぶことにしました。昔使って使いやすかったウィッチのスペルブーストメインのデッキを構築。今となっては格属性さまざまなテンプレデッキがあり、それを理解するだけでも大変です。かといってテンプレデッキで勝っても面白くないので、オリジナルデッキを構築してみました。

ランクマッチはビギナー、D、C、B、A、AA、マスター、グランドマスターと用意されていますが、D3ランクですでに勝てなくなります。というのもランクが上がるに連れて、ネクロマンサーのラストワードネクロというテンプレデッキを使う人しかいなくなってきます…。切り札となる「闇色の童話・ダークアリス」は倒しても倒しても次々に出され、進化していくので何もできずに終わります。ユーザーのコメントを見ると、その理不尽さに批判が殺到しています。正直これでは初プレイの人は速攻アンインストールしてしまうでしょう。

その後、色々見ていくとローテーションとは別にアンリミテッドというランクマッチがありまして、こちらではローテーションの一部のカードが使えない仕様になっており、闇色の童話・ダークアリスも使用できない設定になっていたので、アンリミテッドで遊ぶことにしました。

好きなデッキで再挑戦!独学で組んだバフドラゴンデッキ

アンリミテッド用のデッキを組みます。最初なので、切り札となるカードはあまり持っておらず、テンプレデッキではなく、シンプルにプレイできて面白そうなデッキを目指しました。それで選んだのがバフドラゴン系。カードの効果でデッキのドラゴンカードのHPを増やしていくというデッキで、通常切り札に「熱血の竜教師・ジョー」を入れるそうですが、持っていない(当時知らない)ので試行錯誤しながら使えそうなカードを入れていきます。

プレイしながらデッキの改良を重ね、なんだかんだ1ヶ月程でC2ランクまで上がることができました。バフドラゴンは長期戦になればフォロワーのHPが増えていくので戦いやすくなっていくのですが、速攻タイプのロイヤルやエルフなどには弱いです。Cの上位ランクになってくるとテンプレデッキがほとんどです。

中でも、ネクロマンサーの骸ネクロ、ウィッチの超越ウィッチ、ドラゴンのディスカードドラゴン、このあたりが増え、長期戦に持ち込みたい私のデッキではたち行かなくなってきました。バフドラゴンはプレイしてて楽しいのでCPUと遊ぶ時には今でもよく使っています。

序盤は「海藻のスピリット」や「人魚の守護者」、「オルカサーファー」などの低コストカードでフォロワーのHPを増やしていきます。ターン中に1回だけ破壊されたカードを手札に戻せる「水鱗の猛者」が序盤で出れば、守護付きの人魚の守護者を何度も使うことができるので、HPはかなり増やせます。オルカサーファーは「グランドスラムの竜使い」、「ガンベイン」を引いてくれますので、できるだけHPを増やした後に出したいカードです(最低でも進化できるHPまで)。あとは、序盤で「フルメタルドラグーン・パイロン」と「ドラゴスネーク」が揃えばラッキー。場で攻撃力が+されるとドラゴスネークは増えていくので、コスト4で場を埋めることができます。

上記のデッキは、結局良い切り札が無いデッキなので、「砕石竜」や「ファフニール」を使ってバーンダメージを上手く使うしかありません。「竜宮城」を使えば、バーンダメージを2回与えられたりできるので速効性の無い低いランクマッチでは十分勝てます。

限界が見えたドラゴンからウィッチに転生

次に、勝てなくなったバフドラゴンデッキをどうするかと悩み、弱点である速攻性と切り札を改善しようと試みました。しかし、ややこしいのが嫌い(翻弄や結晶など…)なので、シンプルで分かりやすいデッキで速攻性の高いものを選ぶことに。そういえば、ローテーションで遊んでいた時に、こんなの最強じゃん!と思ったのがウィッチのチェスデッキ。次から次に兵隊が出てくるデッキです。ただし、テンプレ化してしまうと面白くないので、とりあえずチェスカードをすべてデッキに組み込み、その他はオリジナルでチョイス。その結果、ある程度テンプレデッキにも勝てる勝てる。そして、プレイ開始から4ヶ月でB2ランクまで上がることができました。

初心者が今さらシャドウバースを遊んでみた感想と今後

シャドウバースを4ヶ月遊んでみて分かったことは、常にデッキを改良していくことが必要であり、勝てないと全く面白くないということ。とくにテンプレデッキに負けるとストレスが溜まるうえに、プレイヤーはほとんどテンプレデッキしかいません。初めからテンプレデッキを使って挑めば勝てるのでしょうけど、それでは面白みに欠ける気がします。

ランクを順番に上げていくうちに気づいたのですが、「ランクを上げる意味」に疑問を持ち始めました。ランクが上がってくのは嬉しいものの、もちろんプレイヤーも強くなっていきます。その結果、まったく勝てないドツボにはまって飽きていくというのが目に浮かびます…。最近はストーリーモードや昔は無かったプラックティスモードなどにも力を入れているようで、そちらでマイペースに遊ぶのも有りかなと思います。マスターやグランドマスターを目指すのは相当大変そうです(汗)。