2024年も『ガンダムバトルオペレーション2』には、多数のモビルスーツが追加され、戦いの局面に変かが巻き起こった。今回は、2024年に追加された機体の中から人気が高く、優秀なモビルスーツをまとめてご紹介する。初心者のはじめの機体選びや、敵が使用してきた場合の要注意機体として参考にしてほしい。
▼画像出典:機動戦士ガンダムバトルオペレーション2公式サイト
コスト帯の戦局を変えた高性能な機体
アッガイシリーズ【TB】(コスト300)

サンダーボルトに登場するアッガイシリーズが追加された。シリーズは汎用機のアッガイ火力型Aのほか、強襲機のアッガイ、支援機のアッガイ索敵型の3機種となっており、コストは300(Lv.1)。3機種とも機動力が高く、索敵型は支援機でありながらもレジストムーブ(緊急回避)のスキルを持っている。3機種ともバルカン・マシンガンを主兵装とし、地味に痛いので注意が必要。それぞれの副兵装も優秀な装備が搭載されており、ステルス持ちというのも人気ポイントの1つ。300・350コストでは人気が高く、チームに複数機入っているケースが多い。欠点と言えば射程が短いことくらいで、複数機に囲まれると非常にやっかいだ。
【汎用】パーフェクト・ガンダム【TB】(コスト550)

パーフェクトガンダム【TB】は、2024年のMVPといっても過言ではないほどに高性能な汎用機だ。追加された当初は550コスト帯がほぼパーフェクトガンダムで埋まる程に…。よろけを取りやすいビームライフル及びハイパーバズーカ、さらにはコンボを繋ぎやすいビームサーベルとサーベル×2を装備し、耐久性の高いラージシールド、そして高い機動力と細見で小さいヒットボックス。フル装備ですべてを兼ね備えた機体となっている。支援機からしても攻撃を当てにくく、強襲機並みにやっかいな機体だろう。あまりの強さにクレームも多く、4月と6月に弱体化の調整が施された。HPは19000あったものが16000にダウン。スピードは140から130、シールドへの射撃攻撃被ダメージ軽減は80%から30%と大幅に弱体化されている。また、兵装についても威力ダウンや切替&クールタイムの延長が実施された。弱体化したとはいえ、扱いやすいこともあり、現在でも使用する人は多く、その強さは並みな機体に近づいたという感じである。
【強襲】ギラ・ドーガ[サイコミュ試験型](コスト550)

ビーム系兵装と接近戦能力のバランスが取れたギラ・ドーガ[サイコミュ試験型]。こちらもパーフェクトガンダム【TB】同様に、550コスト帯の戦局を大きく変えた機体だ。特にファンネル×6とインコム×3といった射撃の火力が高いので支援機を軽々捉えてしまう。欠点としては兵装の回転率が悪く、射程が短めなことが挙げられるが、550コスト帯の強襲機としては非常に人気が高い。なお、サイコミュ兵装のロックオン時間短縮及び被ダメージ軽減、旋回性能向上の効果を持つカスタムパーツ(サイコフレーム)はぜひ装備しておきたい。550コスト帯の支援機乗りの心が折れるほどに戦局を覆す機体にもかかわらず、未だ性能調整は実施されておらず、弱体化を希望する声も多い。
高火力で2024年を圧倒した強襲機
【強襲】エンゲージゼロ[追加BST装備型](コスト500)

スマートフォンアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のオリジナル機体として登場したエンゲージゼロ[追加BST装備型]。エンゲージゼロシリーズは複数機登場しているが、なかでも強襲機の[追加BST装備型]は格闘攻撃を得意とし、高火力が特長となっている。エンゲージゼロ[追加BST装備型]の使い方は、上空から攻めるのが一般的で、間合いに入ってしまえば高火力な格闘の連撃で敵を撃破することができる。上空から攻めやすいように、アサルトブースターのスキルを持ち、これはジャンプ時の速度上昇や溜め時間の短縮の効果が付随されている。また、空中で下格が使えるという点もポイントだ。孤立した支援機を見つけ、上空から一気に接近すると良い。しかし、空中制御が多く、格闘モーションも独特であることから癖が強く、扱いが難しいといった声も多い。なお、3月には性能上昇の調整が実施されており、今でも根強い人気のある機体だ。
【強襲】ガンダムEz8[HMC](コスト400)

HMC仕様のガンダムEz8は、チャージ格闘を得意とする強襲機。見た目から分かる通り環境適正は宇宙となっているが、地上で使用するユーザーも多い。格闘は主兵装のビームサーベルと副兵装の二刀サーベルの2種類があり、主兵装はヘビーアタックに対応している(集束2.5秒)。射撃はビームスプレーガンⅡとバルカンのみ。格闘の威力は、どちらも2000程度とまずまずであるが、この機体の最大の特長はスキル「スラスターバインダー制御装置」を持っている点だ。一定時間攻撃力と機動性が上昇し、高速移動中に射撃主兵装が使用可能になる。さらには、射撃・格闘ともに威力が増し、効果時間は40秒とまぁまぁ長い。以上のような特徴がある一方で、HPが低いという欠点もある。しかし、他の強襲機に比べれば十分強い部類に入るはずだが、12月に強化調整が実施された。登場当初より使用するユーザーは少なくなったものの、相性の良い地形では人気が高い。
手に入れておきたい注目のレア機体
【汎用】Ξガンダム(コスト700)

まさかの突然の登場で話題となったΞガンダム。強さ云々以前にその再現度のクオリティと斬新なファンネルミサイルによって人気が高まった。基本的に空中からのミサイルランチャーやファンネルミサイルを得意とする機体であり、フライト時はスラスターを消費しない。ファンネルミサイルはロックオン式で誘導性が高く、使い勝手が非常に良い。ただし、700コスト帯は強力な機体が多いため、飛びぬけて強いというわけでもない。
【強襲】マ・クベ専用グフ(コスト300)

マ・クベ専用グフは、8月中旬に開催された期間限定任務をクリアすることで貰えた機体。デザイン違いの至って普通のグフかと思いきや、白兵戦プログラムというスキルを保持しており、格闘兵装を装備中に機動性向上や射撃によるひるみ低減という強襲機にはもってこいな機体となっている。もちろんヒートロッドを備えているので、間合いに入ればよろけを取りやすく、攻撃力も高めなので支援機などは狩りやすいと言える。コスト300帯はイフリート(DS)やアッガイ【TB】、ジム・ストライカーなどの強襲機が主力だが、間違いなくマ・クベ専用グフも主力入りする機体だろう。
【汎用】エンゲージゼロ・ヨンファヴィン(コスト600)

エンゲージゼロ・ヨンファヴィンは、機動力と攻撃力のバランスが取れており、特に中距離戦闘でその強さを発揮し、初心者でも扱いやすい。全体的にステータスが高水準であり、各種ファンネルやひるみ及びよろけを取れるバウ用ビームライフルを搭載しているなど、かなり特長の多い機体だ。それに加え、機体HP50%以下でサイコフィールド(P)が発動し、攻撃力と機動力が向上し、被ダメージ軽減まで付与される。この機体も弱体化の声が多いが、今のところ調整は入っていない。
意外と強かったプロトタイプ機体
【汎用】ドズル・ザビ専用ザクⅡ(コスト300)

ドズル・ザビ専用ザクⅡは、ザクⅡに大型ヒートホークを装備した専用機。ステータスで言えばザクⅡ後期型のがやや数値的には上回る印象だ。ドズル・ザビ専用ザクⅡは、格闘補正よりになっており、耐久性は低め。大型ヒートホークの威力は飛びぬけて高く、打撃もそこそこ威力は高い。威力の高さから人気となった機体であるが、守備力が低く、機動性がやや劣ることから今となっては登場当時よりも使用するユーザーは少なくなっている。
【強襲】プロトZガンダム[X1型](コスト500)

プロトZガンダム[X1型]は試作機ながら、500コスト帯の中でも飛びぬけて強力な機体とされている。コスト500帯の強襲機には、エンゲージゼロ[追加BST装備型]やサイコ・ザクマークⅡ【TB】、シュツルム・ガルスといった強力な機体が揃っているが、プロトZガンダム[X1型]はこれらより格上の印象だ。散弾式クレイバズーカとビームライフルでよろけを取りやすいうえに、攻撃力、耐久性ともに高い。汎用機であってもタイマンを避けるプレイヤーも多い。
【汎用】ガンダムEX(コスト400)

2024年から配信を開始したアニメ「復讐のレクイエム」に合わせて登場したガンダムEX。格闘モーションが独自であったり、ジャンプを使いこなす必要があるなど、扱いはやや癖があるが、扱い慣れると非常に強い。特長はタクティカルブーストのスキルを保持している点であり、格闘攻撃後の硬直時にジャンプ移動することができる。加えて機動力も向上する。なお、ジャンプ中はリアクションも軽減され、常にジャンプして間合いを詰めてくるプレイヤーもいる。EXブーストも保持しており、スラスター消費無効や機動性向上の効果があり、スラスター消費をうまくコントロールしながら戦うのがコツだ。なお、戦闘スタイルは射撃でよろけを取り、格闘で攻めるスタンダードな戦法となる。